• Clip to Evernote

2024年11月21日

感染者発生 副市長不在の阿賀野市で市長選の不運

2020年04月27日

阿賀野市では任期満了に伴う市長選と市議補選が4月19日に投開票を迎えた。市長選が告示日を迎える数日前、市内では新型コロナウイルスの感染者が相次いで発生。もともと副市長不在の同市で、こんな時期に市長選とは不運な巡り合わせだった。

 

任期満了に伴う阿賀野市長選は4月12日に告示され、19日に投開票が行われた。結果
は今さら言うまでもなく、現職の田中清善市長が圧勝で3選を果たした。立候補したのは市議を辞めて出馬した横井基至氏と天野市栄元市長。選挙戦の印象としては、現職が強かったというより、ほかの候補者が弱すぎたといった感じだ。

 

それはともかく、阿賀野市でも新型コロナウイルスの感染者が確認された。その数は
4月20日現在で3人。市内の第1例目(県内第37例目)は20歳代で接客業の女性だった。3月30日に東京から帰省。翌日から倦怠感、関節痛、さらに発熱、咳といった症状が出た。陽性が判明したのは4月7日。

 

この20歳代女性の濃厚接触者は家族、友人等、合わせて16人いた。このうち2人の同居家族以外、14人の陰性が確認されていて、14人は経過観察期間も終了。通常の生活に戻っている。

 

市内感染者の第2例目、第3例目は、いずれも第1例目の同居の家族で、2人は4月9日に陽性が判明。4月20日現在、第1、第2、第3例目の3人はいずれも県立新発田病院に入院中だ。阿賀野市では市長選が告示を迎える直前、3人の感染が相次いで発覚したわけだ。

 

県内の地方議員がこう言った。

「阿賀野市は元々副市長が不在で、市長が改選を迎えることになり、そこへ新型コロナウイルス感染者発生では、ずいぶん大変だったようですね」

 

告示日の4月12日以降は、元からいない副市長に加え、市長も実質不在になってしまったわけだ。…続きは本誌に

  • Clip to Evernote

関連記事