新潟市・母親殺害事件で逮捕された53歳女の「美人秘書時代」
2020年02月27日
母親を刺殺し、何カ月にもわたって遺体を自宅に隠したとして、殺人および死体遺棄容疑で長女が逮捕された新潟女性殺害・死体遺棄事件。逮捕された長女は昔から複数の男性との関係が囁かれていたほか、その美貌を買われて県内有名企業の社長秘書として働いていた時期もあるという。そこで彼女が見たものは、男と女が織りなす醜悪な人間ドラマだった。
県内有名企業に入社、社長秘書に起用される
新潟市中央区学校町通3番町の住宅で1月、住人の福部淳子さん(当時77歳)が遺体で見つかった。親族が訪問し、福部さんの遺体を見つけたのが事件発覚の発端だった。
一連の報道で周知のとおり、県警は福部さんの遺体を放置して県外に逃走した長女の尚美容疑者(53)を死体遺棄容疑で逮捕。さらに福部さんの背中を刃物で刺して殺害したとする殺人容疑で同容疑者を再逮捕した。
福部さんが殺害されたのは昨春頃とみられ、そのまま遺体を自宅に放置し夏頃には相当腐敗が進んでいたことから、尚美容疑者は氷を大量に購入して保冷するなどして防腐のための工作をしていたという。
猟奇的ともいうべき殺人・死体遺棄事件だが、果たして尚美容疑者とはどのような女性だったのか?
同容疑者をよく知る人物が話す。
「彼女の亡くなった父親は高卒ながら県土木部のお偉いさんだったそうですが、なぜか家は決して裕福ではなく、尚美本人は母校の清心女子高校を“奨
学金をもらいながら通って卒業した”と話していました。
清心女子高校といえばお嬢様高校として知られているだけに、どうしてなんだろう?と思ったものです」 (知人)
高校卒業後は大学進学を希望したが、受験に失敗。
「金銭的な問題もあったのでしょうが、彼女は大学進学を諦めて紆余曲折の末に、地元の有名企業に就職したのです。端的にいって、彼女は女優のよう
な端正な顔立ちをした美人ということもあって、その会社では社長秘書に抜擢されました。
まぁ、勤務先の会社の社長はワンマンなオーナー経営者として知られていましたからね、巷では見たことのないような美人が入社したのを見て、独断で
秘書に起用したのでしょう。この会社での秘書勤務を通じて、彼女は若くして世の中の汚い一面を垣間見たようです」 (同)
実は勤務先の会社の社長は酒も女も大好きなタイプで、秘書の彼女を連れて古町界隈にある自分がひいきにしているクラブやバーを飲み歩くことがしばしばあったという。
前出の人物が続ける。
「社長は彼女を連れて何軒もの店に飲みに行っては、ママやホステスにその月のお手当を渡すのだそうです。普通に考えれば金を渡す女性たちとは男女の関係だったということでしょう。
彼女の話によれば、実際に社長とママやホステスが込み入った話をし始めると自分は店を出て、暗い街中の電柱の下で立ったまま待っていたといいます。深夜まで社長の行くところに付き合わされたようですが、彼女は“にもかかわらず給料はたった13 万円しかもらえなかったのよ!”と怒っていましたよ」 (同)
社長にホテルに連れ込まれ襲われかけた美人秘書
前出の人物が続ける。
「その会社の社長と秘書の彼女は運転手の車に乗って移動するのですが、一度だけ彼女が肝を冷やした出来事があったといいます。
ある晩、いつものように社長と古町界隈の行きつけの店を回った後、社用車に乗り込んだところ、社長が行き先を告げてもいないのに車が発進したといいます。
“いったいどこへ向かっているのかしら?”と彼女もさすがに不安を感じたそうですが、到着したのは新潟市内のあるシティホテルですよ。社長が“まぁ、いいから、いいから…”などと言って彼女をホテルの一室に半ば強引に招き入れると、部屋のテーブル一面にご馳走が並んでいたそうなのです。…続きは本誌に