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2024年11月23日

”セ・パ”(セクハラ・パワハラ)両リーグ制覇 石﨑代議士の背徳

2019年07月26日

それにしてもなぜこの時期に!? 誰しもそう思ったに違いない。参院選の真っ只中、投票日の3日前に石﨑徹衆院議員(北信越比例、自民)のパワハラを伝える「週刊新潮」が発売された。しかも発売前日に「パワハラ音声動画」までもがネット上で公開されるというオマケ付き。同衆院議員の「セクハラ・二股疑惑」が、同じく「週刊新潮」で報じられたのが3年前。これで同議員はセパ(セクハラ・パワハラ)両リーグ制覇だ(一部敬称略)。

 

選良の言葉では…

 

以下は自民党県議の談。

「残念です。石﨑(徹)さんの素行はともかく、彼の国会での発言は本県関係の国会議員の中で最もまともだと思っていました。それだけに悔やまれてなりません…」

 

まさに参院選の真っ只中。投開票日まで3日となった7月18日、同日発売の「週刊新潮」が石﨑徹衆院議員による「パワハラ」を伝えた。記事のタイトルは「秘書が警察に駆け込んだ『石﨑徹』代議士の履歴書」という。

 

 

内容の概略は以下のよう。石﨑徹衆院議員は新潟市出身の35歳。慶応大学出身の元財務官僚で、ただいま3期目。自民党の候補者公募に応募して、2012(平成24)年の総選挙に新潟1区から出馬して初当選。2年後の選挙で再選を果たし、一昨年の総選挙では選挙区で敗れたものの比例で復活当選した。

 

パワハラの被害者だが、採用されて、1、2年、地元に勤務する石﨑議員の男性秘書(30代)。仕事上のミスをあげつらわれ、「バカ」、「死ね」などと暴言を投げつけられたり、果ては車の中で同議員から殴られたりした。この秘書は我慢ならず、6月に県警に被害届を提出。その後も石﨑事務所で勤務を続けたが、7月に入って、仕事上のミスから同議員に足を蹴られ、これが引き金になって辞めたのだという。

 

発売日前日、7月17日の夕方、ネット上に石﨑議員の「パワハラ音声動画」がアップされた。その内容はすさまじく、以下のよう。

 

「お前よく見とけ、バカ、死ね、お前」、「逆じゃねぇかよ」、「おい、死ねお前ほんとに」、「お前、今月何日休んでる」、「お前、返上してやれよ、じゃあ」、「ふざけた仕事してんだったら」、「頭下げろ、お前」、「いやそうだろ、だって」、「正式に謝罪しろ」、「言ってないよ、俺は」、「早く停めろよ、早く今」、「何で突っ込むんだ、前から」、「バックじゃねぇのかよ」、「は、お前、死んだ方がいいぞ、お前」、「おい、言ってない」、「ふざけんじゃねぇよ、お前」、「俺の大事な時間をどう思ってんの」

 

とまあ、選良たる国会議員の言葉とはとても信じがたかった。

 

上げ潮ムードに冷水

 

参院選の選挙関係者はこう言う。

 

「参院選で石﨑さんは、ほかの国会議員よりずっと一生懸命だったと思います。それだけに、こんな報道が選挙期間中に出るなんて、信じられなかった」

 

衆院1区の石﨑支持者はこう言う。

 

「〝ハゲー、 違うだろ〟で有名になってしまった豊田真由子は東大卒で厚労省のエリート官僚だった。秘書にラー油入りの弁当を投げつけたとか、みかんの皮を投げつけたという片山さつきも、元は神童と呼ばれ、東大卒の旧大蔵官僚です。財務官僚だった石﨑だって、これらには劣るかも知れないが、優秀な人物には違いない。

 

こうした連中から見れば、我々など一般の凡人は、やることなすこと歯がゆいのではないですか。だからあんな暴言も吐いてしまうんでしょう。石﨑は、我々のような支持者の前では見せませんが、キレやすいタイプなのは前から変わりませんね。石﨑はガタイが小さい。小柄な人に限って大きなクルマに乗りたがるじゃないですか。同じようなコンプレックスを、石﨑も抱えているのかもしれない」…続きは本誌に

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