出会い系サイトを通じてもうアプローチする女性
2019年06月27日
─ 轟音「ドーン!」~出会い系サイトで知り合った女性がホテル泊の後に豹変! ─
当調査事務所にお見えになる男性のご相談はさまざまです。浮気が疑われる奥様の素行調査を依頼される方、あるいは愛人女性の浮気調査を依頼される方など…。
これに対して、これから紹介する事件ファイルに登場する調査依頼者は、出会い系サイトを通じて知り合った女性の素性を調査してほしいといいます。
今回の調査依頼者は新潟市在住の滝田智彦さん(仮名・47)。特殊なお仕事をされている方であります。相談にいらしたのが平日の夕方だったことから、滝田さんはスーツ姿です。
スーツは男性にとって“戦闘服”と申しますが、一見すると隙のなさそうな印象の滝田さんが意外なことを口にします。
「実はお恥ずかしながら、出会い系サイトで知り合った女性がいまして…」 (滝田さん)
出会い系サイトといえば、女子高生相手の援助交際の温床であり、新聞等でいい年をしたオジサンが淫行をはたらいて逮捕されたとの記事をしばしば目にします。
滝田さんが私の胸の内を見透かしたかのように続けます。
「所長さん、出会い系といっても未成年の女の子ではないので安心してください。相手は半年前に知り合った2歳年下の45歳の女性です。有料の出会い系サイトに登録していたのですが、彼女のほうから私にコンタクトを取ってきたのです。
私は既婚者ですし、もちろん顔写真はアップしていませんでした。プロフィルに記していたのは身長や趣味、それとだいたいの年収です」 (滝田さん)
滝田さんによれば、お相手の女性は非常に積極的だったといいます。
「それまでにも私は出会い系を通じて何人かの女性と会ったことがありますが、大概は実際に会うまでに少なくとも1週間ぐらいはメールのやり取りをするものなのです。
ところがこの女性は、平日のお昼過ぎに初メールを送信してきて、3往復ほどのやり取りを経て、“今晩、一緒にお食事しませんか?”と誘ってきたのです。
あまりにもトントン拍子に事が進むので最初はサクラではないかと疑いましたが、ダメモトで約束して待ち合わせ場所の新潟駅付近の某ホテルのロビーで待っていたら、本当にプロフィル写真の女性が現れたのです」 (滝田さん)
そして滝田さんとその女性は新潟駅南口からほど近い居酒屋でお酒を飲み、続いてカラオケボックスへ行き、最終的に二人はホテルに行くことに…。
「出会い系で知り合った男女の典型的な行動パターンですよ。しかしそれ以降、彼女から誘われて3回ほど一緒に飲みに行きましたが、食事を終えて私がホテルへ誘っても、彼女は“今日はそのつもりじゃなかったの…”などといって拒絶しました。
ところがその直後から彼女の様子がおかしくなってきたのです。ある朝、メールが来て“キャッシュカードが割れてしまってお金をおろせないので、申し訳ありませんが、至急5万円を貸してください!”というのです。
彼女いわく“新潟市内でネイルサロンを経営している”とのことですが、その日に業者への支払いがあるので、とても困っているといいます。そこで私は何の疑いもなく5万円を貸してあげたのです」 (同)
滝田さんによると、相手の女性は自称「藤谷美和」。“バツイチ独身”だと話していたそうです。
私は滝田さんに尋ねました。
「つまり藤谷美和の素性や素行を調べればいいのですか?」 (私)
滝田さんが答えます。
「そのとおりです。実は彼女とはすでに縁を切っていますし、恋愛感情もまったくありません。しかし私としてはどこか“釈然としない何か”が残っているのです」(滝田さん)
いったい、どういうことなのでしょうか?
カネの無心を断られた彼女が別れ際に逆ギレ?
滝田さんが詳しく話します。「端的にいうと、彼女は自分がセレブであるかのような話をたくさんしていました。自分はネイルサロンのオーナー経営者で、父親は県内外で飲食チェーンを展開する実業家だといいます。…続きは本誌に