会社を育成・存続させるための本音トーク
2019年02月27日
平成の30年間で「にいがた企業」には多くの興味深いM&A(合併と買収)の事例があった。本連載では、これらのM&Aを総括し、重要なものについては具体的な事例を丁寧に調査し検討する。特に、新潟経済に大きな影響力を持つ大企業のM&Aにはポスト平成時代における新潟経済の発展のためのヒントが隠されている。 前号から、敵対的買収と買収防衛策の概要と、そして関連事項としてのアクティビズムについて概要をそれぞれ「前編」と「後編」に分けて検討する。まず前編(前号)では、敵対的買収に関連した著名事件であるニッポン放送事件やブルドックソース事件、そして新潟関連では北越製紙事件とピコイ事件を紹介した。 本号では、後編として、アクティビズムとの関連で三
條機械製作所と雪国まいたけの事案を紹介する。前編と後編における個別事例はどれも内容的には興味深いものばかりだが、詳細については、次号以降の事例紹介で取り上げるので、ここでは概要について簡単に触れるにとどめた。
は じ め に
本連載の第1弾となる前々号(新年特大号)では、…続きは本誌に