『エラボトックスですっきり小顔に』
2019年01月26日
■医師データ
北里大学医学部、新潟大学大学院卒。医学博士。新潟大学麻酔科学教室、皮膚科まるやまクリニック、野本真由美スキンケアクリニックを経て17年12月開業。
一昔前に『人は見た目が9割』という小説がベストセラーになった。もちろん、人を見た目だけで判断するのは性急すぎるが、見た目の印象が悪いよりは、良いに越したことはない。そこで今回は、ボトックス注射でエラを目立たなくさせて小顔にする治療を取り上げる。解説はネクストスキンケアクリニックの小川真有美院長にお願いした。
「ボトックス注射による治療というと、一般的には目尻や眉間、額のしわ取りというイメージがあると思いますが、美容皮膚科の領域では他にもいろいろ有効な使い方があります。
そのひとつが、左右のエラをすっきりさせて全体的に小顔にする治療で、エラボトックスとか小顔ボトックスと呼ばれています。東京などでは男性、
女性ともにとても人気のある治療です。
ボトックスは筋肉の動きを抑える作用があり、昔から眼科や神経内科などで治療に用いられている安全性が高く、安心な薬剤です。
それを咬筋という噛み締めたときに盛り上がる筋肉に注射するのが、エラボトックスです。エラ張りは骨格の影響よりも、咬筋の過剰な発達が原因の場合が多いのです。
そして注射により咬筋の動きを弱めることで、次第に太かった筋肉が痩せてきて、フェイスラインがシャープになり、すっきりとした小顔になるというわけです。
治療後、2週間くらいで効果が見え始め、1~2か月後に更にシャープなフェイスラインになります。個人差は有りますが、効果は半年から1年持続します。…続きは本誌に