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2024年11月23日

解任された自民党柏崎幹事長が県連幹事長に”助命嘆願”

2018年01月26日

柏崎市民から「恥知らず。情けない」の批判が寄せられるなか、当の荒城氏は今年になって「幹事長解任は甘んじて受けるが、自民党員を除名することだけは免じてほしい」と自民党柏崎支部長に懇願してきたという。言語明瞭、意味不明である。

 

荒城市議自筆の怪文書

 

「癡犬(ちけん)石を逐う」という中国の諺がある。獅子は矢を射られると、矢を射た人間を襲うが、愚かな犬は石を投げられると、その石を追う。根本の対策をしなければ何の意味もないというたとえである。

 

その癡犬が柏崎市に現れた。頭の黒い癡犬である。しかも、ちょっとやそっとでは追い払えそうもないほどの巨体なのである。

 

柏崎市に現れた癡犬は諺のとおりに、石を追っていた。「とうせき」という名の石である。漢字で「党籍」と書く。

 

党籍という固い石を必死の形相で追っている癡犬を間近で見たという、ある柏崎市民から本誌に通報があった。

 

 

その方は、中国の事情に詳しく、従って、古い諺にも精通している。ご本人の了解を得たので「F・K」とイニシャルで呼ぶ。

 

そのF・K氏が柏崎市内で目撃した「癡犬」には、無論れっきとした氏名がある。

 

F・K氏の手紙の要旨を紹介する。

 

「……昨年の衆院選で、本県自由民主党は惨敗しました。特に柏崎刈羽郡区の自民党の戦果は見る影もない有様でした。

 

そうしたなか、当時、自民党柏崎支部の幹事長職にあった荒城彦一市議(3期)は、同期議員の三井田孝欧氏を仇敵と定め、初当選以来12年間、三井田氏を中傷誹謗する怪文書(荒城自筆)をばら撒くなどストーカーまがいの個人攻撃を続けてきました。

 

そして、とどのつまりは、昨年6月の正副議長選挙において、保守系会派から立候補した真貝維義市議(議長候補)と三井田孝欧市議(副議長)を裏切って、社民系議員に投票するという信じがたい行為に走ったのです。

 

そのため、自民党柏崎支部は、緊急役員会を開いて荒城氏の幹事長解任を決議し、その旨を本人に通告しました。ところが、荒城氏はそれを不服として、何度も柏崎支部に対し異議申し立てを行なったようですが相手にされず、最後に、選んだ手段は、自由民主党新潟県支部連合会の柄沢正三幹事長宛てに、自らの助命嘆願を目的とした直訴状を送ることでした。

 

しかし、県支部連合会の見解は、柏崎支部の問題に立ち入ることはできないというものでした(当たり前である)。

 

結局、荒城氏が全身全霊をかけて拵えた直訴状はあえなく却下という憂き目に遭ったのです。

 

その後、荒城氏は、三井田市議らの策謀で幹事長を解任されたなどと周囲に言い回り、年が明けると一転して「幹事長解任は甘んじて受け容れるが、党籍除名だけは免じてほしい」と泣きついてきたというのです。

 

その姿は余りにも見苦しく、癡犬以外の何ものでもありません。なぜ、自分が石を追う羽目になったのか。いや、ご本人は石を追っていることすら気づいていないかも知れません。それは、己を省みるということを知らない、まさに憐れな癡犬の習性であって、〝呪われた柏崎〟の一景を見せつけられるようです……」

 

自民党のためになりません

 

F・K氏の手紙が入った大型封筒の中には、コピーなど何枚かの文書が同封してあった。

 

そのなかに「自由民主党新潟県支部連合会の柄沢正三幹事長」宛てに書かれた「直訴状」があった。

 

差出人は言うまでもなく「自由民主党柏崎支部幹事長、荒城彦一」氏本人である。もちろん押印もある。日付は平成29年9月21日。

 

以下その要旨を紹介する。

『「不服申し立てと再審査」に関する申請

初秋の候、貴職益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。また、日頃は弊支部の活動に関し、格別のご理解とご支援を頂き誠にありがとうございます。

 

さて、此の度は「突然の文書と申請」をお届けします失礼をお許しください。

 

自由民主党柏崎支部では、去る6月5日に投票が行われた「柏崎市議会正副議長選挙」で、党員の「反党行為」があったとして、党紀委員会を開催し下記のような処分が通告されました。…続きは本誌に

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