歯科院長の愛人を妻が提訴! 破廉恥裁判の泥沼
2017年01月27日
夫の不貞行為を引き金とする夫婦間の愛憎劇が地元住民はおろか、経済界にまで広く知られることになろうとは―。舞台は長岡市のある歯科医院。院長が自分の経営するクリニックに勤務する歯科衛生士と長年にわたって不倫関係を継続。それを知った妻と娘はショックのあまり家を出たのだが、院長と愛人の歯科衛生士はその後も何事もなかったかのように患者の診療に当たる毎日だという。見る者、聞く者を思わず赤面させてしまう院長の破廉恥な振る舞いに長岡歯科医師会の関係者からも「恥ずかしげもなく、よくやるわ」といった失笑が漏れ聞こえる。
はじめに ─ 編集局より ─
歯科医院長といえば、世間では相当高い社会的評価を受けている職種のひとつだろう。その歯科院長が自らの誤った選択により、社会的地位を地に貶めてしまったというのがこれから詳述する不倫愛憎劇のあらすじである。
無論、自由恋愛の考え方はあっていい。たとえ配偶者があったとしても別の男女に心惹かれるのは世の常でもある。しかしひとつだけ忘れてはならないのは、我々は法律やルールをつくって自らを律する人間であるという矜持ではないだろうか。
にもかかわらず、こともあろうに事態は裁判にまでもつれ込み、院長は地元住民や親戚、知人など衆人環視の中で自らの不貞行為を公然と正当化する暴挙に出た。
院長は単に歯科医院を経営しているにとどまらず、今年中頃には社会奉仕団体のトップに就任予定の半公人でもあり、本人の言動は社会的関心事といえる。
加えて事態が裁判沙汰に発展し、すでに地元住民や同業者、経済界に広く知れ渡っている事実に鑑み、本誌は関係者を匿名とした上でこの一件を報じることとする。
患者も顔を赤らめる愛人騒動
記者がこの一件を知ったのは昨秋のことだった。知り合いのある歯科医から以下のような情報がもたらされたのが発端だ。
「長岡歯科医師会に大変な歯医者さんがいるそうですよ。院長(58)が自分の歯科医院に勤務する女性(45)と不倫関係になり、その事実を知った妻(58)と娘が家出をしてしまったというのです。
妻子が家を出た後も院長と愛人が歯科医院を切り盛りしているそうですが、ここへ来て院長の奥さんが愛人に損害賠償を求める裁判を起こし、これに対して院長が愛人の味方をするために証人出廷するというのです」(下越地区の歯科医)
妻が「妻としての権利を不当に侵害された」として、夫の愛人に対して損害賠償請求を突き付けた裁判は決して珍しくない。しかし同種の裁判において、愛人を擁護するために夫が証人出廷するケースは極めて稀だ。
情報提供してくれた歯科医によれば、こうした前代未聞の裁判の存在は院長夫妻のきょうだいや親戚筋はもとより、友人や知人、果ては地元住民にまで広く知れ渡っており、まさしく「公然の秘密」となっているという。
院長が経営する歯科医院は長岡市中心部ではなく、市町村合併によって長岡市に編入された地域にある。建屋の外観はというと、自宅に歯科医院が併設された格好だ。
歯科医院が立地する地元はどちらかといえば郊外ののどかな町並みであり、ひとつ噂が立てば瞬く間に住民の間に広まってしまいそうな土地柄と映る。
案の定、歯科医院の近くに住む住民の多くはこの一件を承知しており、記者にこう返してきた。
「家を出た奥さんはさぞかしショックだったことでしょう。院長の浮気相手が自宅に併設されている歯科医院に勤務する歯科衛生士だったわけですからね。奥さんにしてみれば妻としての権利を侵された上に、院長と長年築き上げてきた歯科医院を愛人に乗っ取られてしまったようなものですよ」(地元の女性)
別の地元住民も以下のように話す。…続きは本誌に