• Clip to Evernote

2024年11月22日

参院選 猛追の中原は”機を見て森を抜く”か?

2016年06月27日

夏の暑さが増すと共に、舌戦は加速している。天王山は7月10日。参院議員元職で野党統一候補・森裕子の前に、自民現職・中原八一は大苦戦。陣営は焦りを隠せない。[敬称略。( )内は発言をした集会日とその開催地]

 

中原が支払うツケ

 

2期12年間の参院議員経験とその個性により、森の認知度は高い。森と接したことがある議員に、その印象を尋ねてみた。

 

「気さくなオバサンという感じ」 (上越地域の市議)

 

「悪い印象はないですよ。親しみやすい」 (中越地域の市議)

 

政治家なので、外面は良くて当然か。一方で我の強さはなかなかのものだ。野党統一候補選定が揉めた一因は、森のその点にある。

 

晴れて野党統一候補となった今、森はそんな自身を反省している。

 

「私は皆のためにやっているんだ、私が言っていることは正しいんだ。そういう一種の思い上がりがあったんじゃないかと思います」(6月6日=長岡市)

 

少々調子が良い気もするが、調子に乗りたくもなるだろう。何せ、県内初の野党共闘神輿に乗っている。

 

p44

国会が閉会し、参院選の火蓋が切って落とされた6月2日、新潟市で「中原八一君を再び国政に送る会」が開かれた。その場で自民・星野伊佐夫県連会長は参院選について、「極めて厳しい状況があると感じている」と表情を硬くした。

 

数日後、自民党の本県国会議員団団長・長島忠美代議士もまた、率直に戦況の厳しさを語った。

 

「どんなことをしても、追いかけて、追い抜いて、最後の1日に1票だけ勝たせていただける、そんな選挙をやらなければいけないんだと思います」(6月7日=南魚沼市)

 

同日は斉藤隆景県議が、自民県連幹部の焦りを明かした。…続きは本誌に

  • Clip to Evernote

関連記事