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2024年11月25日

刈羽村「ラピカ」問題 公社職員22人集団解雇!

2016年03月28日

本誌3月号掲載の記事「世界最大の原発が立地する刈羽村に激震」は少なからず反響があったようだ。後日談をお届けする。

 

村長批判は捏造?

 

某月某日、刈羽村の男性(56)から一報が入った。「刈羽村ラピカの指定管理者問題をめぐる記事に出てくる村生涯学習振興公社(以下、公社)役員らの村長批判などは真実を述べたものではなく、捏造であると村関係者が集会などで発言したそうだが、実際のところはどうなのか。事と次第では、今回のトラブルの真相を全村民に知らしめ、村ぐるみで解決策を考える必要があるのではないかと思う。権力者の品田村長といえども村民の声に耳を傾けないわけにはいかないだろう。ぜひとも事の真相を教えてほしい」という単刀直入な申し入れだった。

 

記事は現在の指定管理者である公社の鬼山正生理事長はじめ役員の真剣な訴えをお聴きして書いたものだ。

 

念のため鬼山理事長に刈羽村関係者による本誌記事への批判があったかどうか確認したところ「実はこちらにも数人の村民の方から、同様の問い合わせがありました。いや、問い合わせというよりも詰問に近いものでした。4月以降の運営が正常に行われるかどうか心配していただき、なおかつ公社職員が集団解雇されることを憂慮していると言われました。理事長たるもの、何をしていたのかという厳しいお叱りもいただきました。まことに面目がなく返す言葉がありません。もちろん私たちが訴えたことはすべて真実に基づいています。貴誌の取材には、真摯にありのままをお話しました」。

 

だとすれば、本誌記事に対し「真実ではなく捏造だ」などと暴言を吐いたのは誰なのか。「今年2月28日に刈羽村の数カ所で開かれた某県議後援会の新年総会の席上で“あの記事はデタラメだから信用しないでほしい”と村長本人もしくは村長の関係筋の誰かが漏らしたようです」と鬼山氏は苦笑いして続ける。

 

「3月号掲載のラピカ指定管理者問題をめぐる記事の中で、品田村長の政治手法に異議を唱える公社関係者の言葉は捏造でも虚偽でもなく、真実に基づいたものであります」

 

すべて村長主導ではないか

 

さて、このラピカの指定管理者をめぐる大騒動は、すでに村議会の議決を得たにもかかわらず一向に終息する気配が見られない。それどころか、PVK選定に村長の圧力があったとの批判が増大する様相を見せている。

 

3月3、4日に行われた刈羽村議会3月定例会の一般質問では、質問に立った6村議のうち4村議がラピカ指定管
理者問題について取り上げた。

 

このうち伊藤範昭氏が選定手順をめぐる混乱について質した。その要旨はこうだ。…続きは本誌にて

 

 

 

 

 

 

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