『EDの 最先端治療』
2015年06月29日
■医師データ
新潟大学医学部卒。新潟大学産婦人科講師、長岡赤十字病院産婦人科部長、新潟県立中央病院産婦人科部長などを経て平成7年に万代レディースクリニックを開院。医学博士。
加齢やストレスなどでEDに悩む中高年が増えている。バイアグラなどの治療薬に頼る向きも多いが、いま、治療薬に頼らない最先端の治療が注目を浴びている。県内で唯一、その治療を行っている万代レディースクリニックの大野雅弘院長に詳細を伺った。
「EDには大きく分けて2つの原因があります。心因性のものと動脈硬化によるものです。
心因性のEDはよく知られていますが、なぜ動脈硬化でもEDが起きるかというと、勃起のメカニズムが関係してきます。というのも、いわゆる勃起というのは、性的な興奮でペニスの筋肉が緩み、毛細血管内に大量の血液が流れ込んで、固く屹立する状態です。
ですから、心因性の要因で性的に興奮しないEDと、動脈硬化などが原因でペニス内の毛細血管に十分血液がいきわたらないEDがあるわけです。
心因性のEDは若い人でもなりますが、動脈硬化が原因のEDは中高年以上の世代が多くなります。動脈硬化の原因として加齢や糖尿病、高血圧などの成人病が挙げられるからです。
この動脈硬化によるEDで画期的な治療が開発されました。ペニス内の毛細血管をリフレッシュして、血液の巡りを改善させる治療です。
具体的にお話ししますと、…続きは本誌にて