19歳・愛娘のデリヘル勤めが発覚、そして父親は…
2012年02月01日
いい子だった娘が家出
「19歳の娘が家出をしてしまったのです。何とか居場所は分かったのですが、いったいどんな生活をしているのか心配でなりません」―。
そんな切実な悩みを抱える父親の石橋重治さん(新潟市在住・49)は奥様の佳代さんとともに某日、当事務所を訪れました。
2年前に撮影されたものだという娘の美穂子さんの写真は制服姿で、クラスメイトと思われる女子生徒たちと納まった集合写真です。おそらく修学旅行に出掛けた際に撮影されたものではないでしょうか。
高校卒業後はラーメン店やお弁当屋さんでアルバイトをしていたといいますが、ほどなくして娘さんのほうから「独り暮らしをしてみたい」と申し出があったそうです。
父親の重治さんは言います。
「娘は小さな頃からとてもいい子だったのです。小中学校のときも、高校に上がってからも私たち両親に逆らうことなどありませんでした。でも振り返れば“ 独り暮らしをしたい” と言い出した1年ほど前に、娘の中で何かが変わり始めたのかもしれません。うまくは言えませんが、きっと今までいい子だと言われ続けてきた自分にサヨナラをしたかったというか、もっと自分らしい生き方をしたかったというか…。いずれにしても、それは遅れてやって来た反抗期だったのかもしれません」
そう話す重治さんの傍らで、奥様の佳代さんはハンカチを握り締めて下を向いたまま何も語ろうとはしません。私は佳代さんが母親としての自分を随分と責めているようにお見受けしました。「なぜ、母親の自分が娘の異変に気付いてあげられなかったのか…」と。
とはいえ、親に対する反発は見方を変えれば娘さんの成長の証であり、本来は喜ばしいことでもあるはずです。ただし問題は、娘の美穂子さんが何らかの理由で進むべき軌道からはずれてしまったことにあります。
「行方をくらます随分前に娘はお弁当屋さんのアルバイトを辞めていて、何か別の仕事をしていたと思われます。さもなければ生活するお金に困って、変なところから借金でもしていないかと心配でなりません」 (重治さん)
ご両親からの美穂子さんに関するさしあたっての調査依頼事項は、同居人の有無や仕事などの生活全般の確認でした。...