─ 美人秘書? 女性事務員の素行調査を依頼する会社社長の苦悩 ─
2014年11月28日
女性事務員が機密情報漏洩!?
世の社長の中には愛人を囲うにとどまらず、自分の会社に勤めさせている向きもあるようです。愛する女性を常にそばに置いておきたいのか、はたまた愛人にもしっかりとした生活基盤をつくってあげたいとの思いからなのか、理由は分かりませんが、「あの会社の社長と女性事務員はデキている」といった話は噂としてもよく聞かれます。
これから紹介する事件ファイルは、まさに同じ会社の社長と女性事務員の愛情問題に端を発する調査案件であり、そこには深い愛憎が渦巻いているように思われます。
今回の調査依頼者は新潟市で会社を経営する山崎俊昭さん(仮名・42)です。山崎さんの会社では主にソフトウェアを開発・販売しているとのことで、従業員は社長の山崎さんを含めて10名ほどです。
当事務所にお見えになった山崎さんは少々言いづらそうに以下のように切り出しました。
「実はうちの会社の事務員を調べてもらいたいのです。ちょっと事情がありましてね…。調査費用は経費で処理したいと思っています」
山崎さんは何やら奥歯に物が挟まったような言い方をするのでした。余談ですが、当事務所には完全個室の相談室があり、プライバシー保護については十分配慮しております。したがって第三者に相談内容が漏洩するような心配はいっさいありませんが、山崎さんはどことなく落ち着きがありません。
山崎さんがおっしゃる”事務員”とは女性だといいます。いかなる理由で女性事務員の身辺調査が必要なのでしょうか?
山崎さんが続けます。
「その事務員には主に会社の経理を担当させており、社内のそれなりの機密情報を知りうる立場にあります…。その彼女がどうやら同業他社の関係者と接触しているらしいのです。私としては機密情報を社外に漏洩しているのではないかと心配なわけでして…」
調査ターゲットである女性事務員の石渡佳奈美さん(同・25)は入社2年目で、正社員として勤務。仕事のできる女性だといいます。
彼女の顔写真を見ると、まだあどけなさの残るお嬢さんといった風貌です。こんなうら若き女性に会社の機密情報を社外に漏洩するなどといった大それたことができるものなのでしょうか?私はなんとも不釣り合いな印象を抱い
たものです。…続きは本誌にて