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2024年11月22日

「曲解」で非難された北区・金子益夫市議の真相

2014年09月29日

篠田4選出馬の是非を問う声が喧しい。政令市にはなったものの、経済的な発展が見えてこない。魅力ある都市づくりの形跡もない。リーダーとしての素養に疑問符を抱く市民は確実に増大している。巷からは「篠田は単なる新聞記者なのではないか」との声がホーハイと上がり始めているようだが。

 

8月31日、北区選出の金子益夫市議が開催した「市政報告会並びに事務所開き」が波紋を呼んだ。同市議は自民党に所属している。同党は11月の市長選で独自候補の擁立を目指していたが、事実上、頓挫した。その結論が出る前、篠田昭市長を招いた金子市議の集会で、同市議の支持者が「市長の続投」を求める”動議”を出したのだという。

 

波紋呼ぶお寺での集まり

 

篠田昭新潟市長が4選に向けた市長選に立候補を表明したのは9月2日、市議会・全員協議会でのことだった。確実視されていた同市長の出馬だが、正式表明の前日に地元紙が〈あす出馬表明〉というタイトルの記事を掲載した。

 

そこで〈(8月)31日に市長が篠田氏を支持する市議の会合に出席した〉とする記述があった。これが新潟市議や選挙関係者をビックリさせた。記事の文脈が「篠田を支持する複数の市議が会合を持った」ようにとられたからだ。

 

「そんな会合に俺は呼ばれなかった」と思った篠田派の市議もいただろう。アンチ篠田派にしてみれば、「誰と誰が集まった会合だったのか」と気をもんだ。

p74

 

だが記事が指摘したのは複数の市議による会合ではなく、「篠田市長を支持する一人の市議が、自身の支持者を集めて開催した集会」という意味だった。その市議が北区選出の金子益夫氏(新潟クラブ代表)だ。

 

金子市議は旧豊栄市議を5期、合併後の新潟市議を3期務める大ベテランで、一昨年には「議員在職25年表彰を祝う会」を開催している。前回の市議選では5千462票を叩き出し、北区でトップ当選を果たした。地元の評判も悪くない。

 

8月31日、金子市議は「市政報告並びに事務所開き」を開催した。会場は北区太田の本空寺だった。来春に予定される統一地方選での改選を睨んでのことだ。この日はおよそ6百人もの支持者が参加した。

 

会場である寺のお堂に入りきれない支持者のため、境内には仮設のテントが用意され、鐘つき堂にまで人があふれた。金子市議の後援会は区内に70るとされ、20の自治会から推薦を得るなど、分厚い組織力を誇っている。

 

この金子市議の集会に篠田昭市長も招かれ出席していた。そこでの出来事と、それを伝えた地元紙の報道が、思わぬ波紋を呼ぶことになった。…続きは本誌にて

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