だるまやお家騒動 生え抜きナンバー3が新経営陣と決別!
2014年08月26日
人気ラーメンチェーン「だるまやグループ」の元幹部による新規出店ラッシュが止まらない。前号で報じた「吉相」「だるまや」の元統括マネジャーによる新店立ち上げに続き、さらに二人の元幹部も競合店をオープン。新経営陣と独立組とのバトルは全面戦争へと突入した。
元幹部が「ふじの」を開店
前号でも報じたように7月初め、「吉相 女池インター店」(新潟市中央区)の元店長兼吉相統括マネジャーと「だるまや」4店舗の元統括マネジャーがそれぞれ「麺や吉風」(同市東区)と「和風とんこつ たまる屋」を新装開店。
すでに地元のグルメガイドブックやテレビでも取り上げられているが、ただし本誌以外のマスコミは彼らが人気ラーメンチェーンで長年修行を積んだとはしながらも、古巣の「だるまやグループ」の名前はいっさい出していない。
飲食店関係者がいう。
「だるまやの”だ”の字でも出そうものなら、当のだるまやからのクレームが予想されますからね。だるまやは大事なスポンサーであり、またラーメン特集を盛り上げるためにはなくてはならない”商材”ですから、マスコミ関係者もむやみに刺激したくないのです」(新潟市内のラーメン店主)
まして「吉相」の統括マネが新経営陣によって懲戒解雇され、「だるまや」の統括マネが不当降格によって自ら会社を去った事実を何のためらいもなく報じるような芸当は本誌以外のマスコミでは逆立ちしても無理だ。
とはいえ、だるまやのお家騒動に端を発する独立組による相次ぐ出店ラッシュは、グルメガイドやテレビ局にとっては喜ばしい事態だという。
前出の飲食店関係者が指摘する。
「新潟県内エリアのラーメン特集は当然ながら店舗数が限られているわけで、そこへ新店が続々とオープンすればガイドブックの需要が高まるほか、テレビ局にとっても広告収入に結び付く可能性があります。
きっかけがお家騒動だろうが何だろうが、結果として店舗数が増えればラーメン市場活性化の起爆剤となるわけです」 (同)
こうした中、独立組がまたしても新店舗をオープン。7月中旬に「中華そば ふじの」の新津店(新潟市秋葉区)が、同月下旬に東中野山店(新潟市東区)が相次いで新装開店した。…続きは本誌にて