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2024年11月22日

現職・篠田新潟市長が犯した次期市長選の大罪

2014年07月28日

〈市長職は連続12年でけじめ〉としていた篠田昭新潟市長。〈けじめ〉のリミットである市長選の告示日は10月26日。既に3カ月を切った。ここまで去就を明確にせずに引きずることは、「市民に対する背信で大罪だ」と元支持者が言う。そして「篠田市長は変わってしまった…」と嘆いている。

 

12年前に酷似
11月に任期満了を迎える県内の市長は6人いる(見附、三条、新潟、妙高、小千谷、新発田)。このうち4人は続投に向け次期市長選への出馬を明らかにしている。一方、小千谷の谷や つ井い 靖夫市長は次の選挙に立候補しないことを表明。後継に大塚昇一副市長が出馬する見込みだ。

 

秋に改選を迎える市長の中で、唯一去就を明確にしていないのが新潟市の篠田昭市長だ。もっとも同市長の場合、4年前に3選を果たした際のマニフェストで〈市長職は連続12年でけじめ〉としていた。常識的には「4選出馬なし」と読め
るが、7月時点でお願い次の市長選に「出ない」とも「出る」とも明言していない。

 

篠田市長の後援会は活発に活動している。6月には「にいがた広域懇話会」が政治資金パーティーの「市政ゼミナール」を開催した。夏の恒例行事となっている「あきら会」主催の「しのだ昭を囲む湊の夕べ」も7月19日に開催され、盛況だったという。

 

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秋の新潟市長選については、今のところの新潟市議の吉田孝志氏が出馬を表明しているだけ。市長選は10月26日告示、11月9日に投開票の予定で、告示まで3カ月を切った。

「今の状況は12年前、すなわち篠田市長が初当選した時に似ているのではないでしょうか」

 

ある篠田市長の元支持者はこう言う。この人物は別に市長後援会の幹部を務めたわけではない。12 年前、当時の篠田市長と同様に市政の変革を願った一人だ。今は吉田支持に回っている。

 

当時、3期12年続いた長谷川義明市長が引退を表明。市長自身は後継を指名していなかったというが、その後援会は当時の渡辺洋助役を後継とすることを決めていた。…続きは本誌にて

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