曖昧模糊とした新潟市長選 篠田市長断固4選出馬の構図だ!
2014年06月26日
〈市長職は連続12年でけじめ〉としていた篠田昭新潟市長だが、4選出馬の可能性は濃厚になっている。これまでの市民派的なスタンスを脱し、政党や経済団体をバックに王道を行くような選挙戦を仕掛けようとしている。その戦略に自民党などはひれ伏さざるを得まい。
3期12年は”けじめ”
5月末のことだ。篠田昭市長の選挙に初回から関係してきた人物が言った。「秋の市長選について、篠田は6月定例会でもはっきりしたことを言わないと思います」 (市長後援会関係者)
篠田市長は現在3期目。4年前のマニフェストで、同市長は〈長期在職・多選の自制〉をその冒頭に掲げた。昨年12月の市議会定例会で、栗原学市議(秋葉区、無所属)が質問した。
「市長のマニフェストでは3選までと明記されている。しかし市長に期待を寄せる市民は少なくない。市長4選出馬の意志と可能性、表明時期はいつか」 (栗原市議)
篠田市長の答弁は以下のよう。
「任期残り1年を、全力で取り組んでいくことに集中したいと考えている」
なおも栗原市議が尋ねた。
「出馬の表明時期はいつか。2月議会か、6月議会か、9月議会になるのか」
篠田市長はこう答えた。
「まずは残り任期に集中し、その上で2月の周りの雰囲気、6月、9月の景色を見ながら判断していきたい」
今年6月の市議会定例会は11 日に開会した。篠田市長の去就について、それらしい質問を準備した市議がいた。保守系で議会内の最大会派、新市民クラブの高橋三義市議(西区)だ。同クラブは志田常佳議長が所属する会派でもある。…続きは本誌にて