─ “不倫発覚”後継者失格の烙印を押された会社オーナーの娘婿─
2014年05月26日
警戒心を強めるターゲット想定外の行動の連続!
4月某日、当事務所に電話で以下のような調査依頼がありました。
「急なんですが、うちの従業員が新幹線で新潟に向かっています。行動を監視してほしいのです」
その時、すでに時計は午後2時30分を過ぎていました。
すぐさま調査に着手してほしいとする少々唐突な依頼ではありましたが、私は緊急を要する事案だと即座に判断。事前の打ち合わせもままならないまま難航が予想されましたが、私たち調査員は考える間もなく現場に急行したのでした。
今回の調査依頼者は東京在住の坂下徳三さん(仮名・70)。ご本人はエステサロンを複数店舗展開する会社のオーナーとのことです。
電話越しに坂下さんがいいます。
「調べてほしい人物は坂下慎也(仮名)といいます。早急に写真をメールします。年齢は42 歳。実は私の娘婿なんですが…」電話の向こうの坂下さんのそばには女性がいるらしく、私と話す坂下さんに口添えしている声が聞こえています。おそらく坂下さんの娘さん、つまり調査対象者である慎也さんの奥様なのでしょう。
坂下さんが続けます。
「坂下慎也は私の会社の役員を務めており、今日は当社の新潟店に立ち寄る予定です。日帰りで済むところを〝ホテル△△を予約〞し、新潟にわざわざ一泊することが分かりました。
実は、彼にはすでに浮気の〝前科〞があり、私と娘が本人を問い詰めた経緯があります。しかし女と手を切ったのかどうかが疑わしいのです。その女は東京に住んでいますが、もはや東京での密会はキビシイと考えて出張にかこつけて、新潟で落ち合うのではないかと娘も私も怪しんでいるのです」…続きは本誌にて