詳報2014年度大学入試 本県高校・中等教育学校現役合格者数一覧
2014年04月24日
2014 年度入試における本県からの現役合格者数は東大17人、京大16 人。昨年比で東大は変わらずだが、京大は7 人も増えた。旧7 帝大に限っても、昨年の155 人に対し、今年は202人と“ 激増”した。「ゆとり教育」世代最後の大学入試は、本県に好結果をもたらしたようだ。
新潟から東大理Ⅲに2人が現役合格
国内最難関大学は、言うまでもなく東京大学。その中で最高峰が理Ⅲ、つまり医学部だ。
代々木ゼミナールのボーダー判定によれば、東大理Ⅲのセンター試験は900点満点で837点(得点率93%)、2次試験偏差値ボーダーは72というとてつもない数字を示していた。参考までに新潟大学医学部は、センターが900点満点で801点(得点率89%)、2次偏差値は68だった。
「新潟県から現役で東大理Ⅲ」というコースは、数年に1人という程度である。ところが今年度、新潟高校から2人も現役合格者が出たのだ。同校については別項で特集を組んでいるので参考にしてほしい。
本県の大学入試結果を分析・解説する前に、今年度入試の主だった特徴を簡単に見てみる。大手予備校は、次のような概況を示していた。・センター試験では国語の平均点がダウン・同じく5教科7科目入試では、文系型より理系型の平均点が大幅に上昇・受験生が国公立大より私立大へシフト・近年不人気の法・経済系学部の人気が回復しない・教員養成系学部も不人気・理系人気で難化した国公立大を敬遠して、私立大理工系学部の人気が上昇・社会福祉系学部が、公立大を中心に相変わらずの人気・昨年人気だった看護系学部は志願者が頭打ち こうした傾向が入試結果をどのように左右したのか。読者の皆さんとともに振り返っていきたいと思う。
今回は県内の高校・中等教育学校から、一期生が卒業した佐渡中等教育学校など、本誌が選んだ58校に調査を依頼。うち56校から回答をいただいた。進学校のみならず、実業高校や準進学校なども含んでいる。…続きは本誌にて