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2024年11月22日

ワイド 迷走する教育②

2013年11月26日

何も今に始まったことではないが、教育がさらにおかしな方向に舵を切られようとしている。中身を見るとゾッとして恐怖感すら覚えるものもある。その元凶は何か。政策ではヒットを飛ばしまくる第二次安倍政権の歯車を狂わしかねない。そんな事態に陥りそうな気配である。

 

到達度テストで利するのは「中高一貫だけ」の根拠

 

もし教育再生実行会議の大学入試改革案が実行されたら、今で言う「受験」の時期が間違いなく早まる。そのシステムで利するのは、中高一貫校だけだと教育現場は断言する。

 

多数派がバカを見る?

 

「今でさえ中高一貫が有利なのに、これじゃますます有利になっちゃうよ」

 

そう言って頭を抱えるのは県立高校長。実行会議の大学入試改革案は、現在の一発勝負型入試を改め、複数回受験可能型入試を導入しようとしている。「そうなれば確実に試験の時期が早まる」 (同)

 

だから中高一貫が有利になるのだという。

 

「改革案の是非はともかく、試験が前倒しされることを理由に、中高一貫以外の高校は、全国規模で反対の声を上げるのではないでしょうか」 (別の高校長)

 

高校は全国に約5000校ある。そのうち、約440校が中高一貫教育校だ。大都市圏では私立が多数派で、本県は公立が多数派。ちなみに本県の公立中等教育学校の数は、全国トップである。

 

本県の高校数は約100。そのうち中高一貫校は、いずれも県立の村上中等、燕中等、柏崎翔洋中等、直江津中等、津南中等、佐渡中等のほか、新潟市立高志中等(ここまでが全クラス一貫型)、県立阿賀黎明中学・高校、私立では新潟清心女子中学・高校、新潟第一中学・高校、新潟明訓中学・高校(ここまでが一貫型と高校から入学するクラスを持つ併設型)だ。…続きは本誌にて

 

 

 

 

 

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