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2024年11月23日

ワイド 県下縦断 大型開発最前線15連発 ①

2013年08月26日

新潟市内で行われている土地区画整理の事業費は平均で一地区30億円ほど。これはBRTの第一期分の総予算に匹敵する。区画整理事業の失敗事例は目を覆いたくなる悲惨さだ。一方のBRTは事業費30億円がどうなろうと、誰も責任をとりそうにない。

 

新潟市内の区画整理組合の関係者が言う。

 

「一つの区画整理事業で、その事業費はおおむね30億円ほどでしょうか。それらは土地の造成費、道路や公園等の建設費だけです。そこに住宅が建ち、商業施設や工場が整備されます。住宅ローンや新規出店、工場や倉庫の建設に対する銀行の融資、あるいは住宅やそれら以外の設備関係もばかになりません。

これらを考えると区画整理事業の経済効果は相当なものがあります。こうした開発が新潟市内で新しく10カ所以上で展開されているわけです。国内でこれだけ一気に始まっているところはないと思いますよ」BRT

 

話は開発事業についてではなく、新潟市が進める新バス交通システム(BRT、バス高速輸送システム)についてだ。このBRTの事業費だが、ちょうど新潟市で行われる区画整理事業のそれとほぼ同じ30億円(第一期完成分、国費投入で市の負担はそのほぼ半分)。

 

篠田昭市長が断固進めるかと思ったBRTだが、異変が生じた。バスの購入予算について市議会9月定例会への上程を見送るという。そのためBRTの運行開始時期が平成26年度中から27年夏に遅れる見通しになった。

 

そのBRTについて二巡目となる区ごとの説明会や体験試乗会が相次いで計画された。BRT購入予算について、西区自治協議会や東区内にある四つのコミュニティ協議会が「議案提出は再考すべし」という意思を明らかにしていた。

 

一方、篠田市長は記者会見でこう述べていた。

 

「体験乗車していただくのが一番いいということで、まずは連節バスに乗っていただきたい」(7月29日)

 

これ聞き、前出、区画整理組合の関係者はあきれた。…続きは本誌にて

 

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