―LINEで男女が再会して不倫関係に発展!―
2013年06月27日
奥様が意味深な行動を頻発
インターネットの世界にはさまざまな甘い誘惑が潜んでいます。実名登録によるフェイスブックに代表されるツールを使えば、見知らぬ者同士が簡単に“友達”になれますし、ずっと音信不通だったかつての知人と再び連絡を取り合うこともできます。これから紹介するW不倫愛は、そんな高度に発達したネット社会を土壌にして咲いた文字どおりの徒花(あだばな)といったところでしょうか。
今回、当事務所を相談に訪れたのは某市在住の田巻亮士さん(仮名・30)。イケメンでなおかつ男気溢れる面構えの方でした。相談内容は奥様・千夏さん(同・28)の様子がここのところおかしいと―。
亮士さんが緊張感を崩さずにおっしゃいます。
「今日の今日で申し訳ないのですが妻の尾行をして頂きたいのです…。仕事が終わってから妻が専門学校の友達と飲み会と言っています。妻の浮気(疑惑)が私の思い過ごしであればいいのですが…。不審で仕方がないのです…」
亮士さんにかぎらず、ご自分のプライベートなお話を包み隠さず初対面の相手にするというのは、大変勇気のいることです。
「田巻さん、最初は誰でも不安なものですよ。お話しいただけることから少しずつ話してみてください。それに奥様に対して向けられた浮気の疑いが仮に思い過ごしだったなら、それはそれで喜ばしいことではありませんか」
私はこう申し上げました。すると亮士さんも気持ちが多少楽になったのか、「二週間前くらいからおかしいのです。私が休みで子供の面倒を見られる日などは理由をつけては帰りが遅いですし、極めつけはネットで確か『フェロモンの出し方―、異性を引き寄せる』などを検索していたのです」と前置きして、以下のように続けるのでした。
「 “なんで千夏がフェロモンの出し方なんて!”と私は目の前が真っ暗になりました。その日以降、疑心暗鬼の毎日で、よくよく妻の行動を観察してみると、以前はそのようなことはなかったのですが、最近は家の中でも携帯電話を肌身離さないのです」
ひとつの美容法として“フェロモンを出して美しくなる”というなら話は分かりますが、“異性を引き寄せる”となると確かに穏やかではありません。亮士さんがご心配なさるのも無理からぬ話です。
しかも“携帯電話を肌身離さず”というのは、私の経験上、不貞行為をしている男女の多くに見られる共通項といえます。…続きは本誌にて