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2024年11月22日

新潟明訓高校野球部前監督 佐藤和也氏

2013年06月27日

インタビュー

「社会の縮図を高校野球で教えたかった」

「新潟明訓野球の秘密 高校野球監督29年で教えられたこと」(草思社刊)を今春発売した佐藤和也氏。新潟明訓高校硬式野球部前監督で、現在は新潟医療福祉大学硬式野球部監督を務めている。目指す聖地を変えた氏。秘めた思いと出版にまつわるエピソードを聞いた。

 

「高校野球は先生でした」

 

それは突然のアドバルーンだった。

 

佐藤和也監督「新潟明訓監督勇退」

 

ちょうど1年前。全国高校野球選手権新潟県大会を前に、佐藤監督は「今年で高校野球の監督を辞める」ことを公表。県高校野球界のみならず、全国ニュースとなって野球界に衝撃を与えた。

 

その約半年後、監督人生29年の秘話を凝縮させた本を出版。長き監督人生には苦悩も多かった。それは著書を一読しただけで伝わってくる。

 

30歳代の“佐藤監督”を知る明訓野球部OBが言うには、

 

「若いころはスパルタ。最近は試合中でも笑顔が絶えなかったが、ボクらの時代には考えられない。いろいろあって最後はあの笑顔に行き着いたんだなって思いながら、最後の甲子園を見ていました」

 

著されたエピソードは、赤裸々で生々しい。高校野球の監督を務めた者にしか表現できないエピソードも盛り沢山だ。大学野球界に転身して約3ヵ月。甲子園から神宮へ。目指す聖地を変えた佐藤監督のもとを訪れた。

 

 

―読ませていただきました、監督の著書。たいへん面白かったです。売れたのではないですか?

みたいですね(笑)。初版は売り切れて2版が出ています。売れると思っていなかったから、印税は私の懐に入らない仕組みにしてしまいました。(印税が入っていたら)今ごろ新車に乗れていたかもしれない(笑)…続きは本誌にて

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