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2024年11月21日

─ 人妻従業員に手を出した新潟市 南区の福祉関連会社社長─

2012年10月25日

本人・妻・愛人が役員!

 

 「この期におよんで…」という言葉がありますが、今回の調査ターゲットの往生際の悪さといったらまさにこの言葉がピッタリと当てはまります。人妻の従業員に手を出した会社社長が不倫発覚後に取った行動は、なんとも情けないものでして…。

 

今回紹介する事件ファイルは目下、裁判を前提に紛争中の事案です。調査依頼者は井原友則さん(仮名・40代)で、当事務所の任務は妻・佳恵さん(同40代)の素行調査ー。

 

井原さんは緊張感を漂わせたお顔立ちで、実年齢以上の貫録が印象的な方であります。某月に当事務所に初めてお見えになられた井原さんはこう切り出されました。

 

「実は妻が娘二人を家に残したまま出て行きまして、自分が借りたアパートで別居生活を始めたのです。別居する以前から妻に対しては不信感がありました。仕事が忙しいとの理由で、夜中の1時や2時に帰宅することがしばしばありましたし、状況的に考えても、妻は勤め先の社長と浮気しているのではないかと思うのです」

 

妻・佳恵さんの勤務先は新潟市南区に本社を置く福祉関連ベンチャー企業のH社。設立されたのは平成18年で、資本金は3千万円。社長はM氏(50代)なる人物です。

 

井原さんによりますと、佳恵さんがH社に勤め始めたのは3年ほど前のことで、同社で働いているのはM社長をはじめ、取締役に就いているM社長の奥さん、佳恵さんの3人の模様です。ほかならぬ佳恵さんも、今年に入りなんと役員に名を連ねることになったといいます。

 

M社長とM社長の奥さん、佳恵さんの3人だけが役員の会社です。仮に井原さんが疑っているとおり、佳恵さんとM社長が不倫関係にあったとしたら、大胆極まりない話です。なにせ会社で毎日顔を合わせている先のとおりの3人の経営陣が、そのまま三角関係にあるという構図となりますから。

 

井原さんが続けます。

 

「過去にはM社長が妻に高級カバンや洋服をプレゼントしたり、果ては二人の娘にまでプレゼントを贈ったりしたことがあったようです。どう考えてもおかしいと思いませんか? 普通ではありませんよ」

 

井原さんによると、これ以外にもM社長らしき男性が一人暮らしの佳恵さんのアパートに出入りしている形跡もあるといいます。

 

「妻がアパートで一人暮らしをするようになってからも、娘たちは母親のもとをときどき訪れていました。すると上の娘が洗面所で、母親が今まで使ったことのない電動歯ブラシが置かれているのを見つけたのです。娘は私に言いましたよ、〝お母さん、何してるんだろう? もう会いたくない〟って」(井原さん)

 

井原さんは子煩悩な方で、それまでは「子供には罪はない」と、お嬢さんが比較的近くの佳恵さんのアパートに出入りするのを寛容に見守っていました。 

 

しかし、お嬢さんの心が深く傷付いたのを目の当たりにして、井原さんは知人の勧めもあり当調査事務所を訪れることとなったのです。

 

「私は真実を知りたいです。真実を踏まえた上で今後のことを考えたいのです」(井原さん)…続きは本誌にて

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