不信任、懲罰、乱れ飛ぶ罵声 五泉市議会 その品性と実態
2012年10月25日
これほど波乱万丈の議会もあるまい。9月定例会の終わり際、市議会は異例の展開を見せ混乱に陥った。その原因となったのが、安中聡市議のブログやツイッターであり、そのまた原因になったのが"越境入学"とも言える議員が存在すると指摘した請願だった。
泥棒にクマ、懲罰、不信任
恐縮ながらいきなり横道に入る。10月11日あたりの話らしいが、五泉市役所に泥棒が入ったという。いかなる被害状況かは不明だが、ご難であり不名誉なことに違いない。そして秋も深まった同月中旬、今度はクマが市街地近くに出没した。こちらはビックリかつ危険極まりない話。
それより前、クマと泥棒が一緒にやってきたようなタマゲた事態が五泉市議会9月定例会で発生した。一つは林茂議長に対する不信任動議、そして安中聡議員に対する懲罰の動議だ。結論を先に言えば、前者は否決、後者は可決され、安中市議は5日間の出席停止になった。
この二人、全国区とまではいかないが、県内では知られた存在であり五泉市議会を代表する著名人だ。そう書くと妬む人もいるかもしれないが…。
林議長は合併後で3期目。昨年の市議選も、その4年前も、さらにその4年前もずっとトップ当選だった。一昨年1月の市長選に出馬したが、次点に泣いた。その後市議に、そして議長に返り咲いた。
地方自治体の長と議長は同格だ。合併前の市議会もいれれば、林議長の議長歴は伊藤勝美市長の在職日数よりずっと長い。とすれば議長が市長より格が上ということかもしれない。少なくとも一般の議員より格上の議長ゆえに、不信任動議を提出されるハメになった。それは後段に譲る。
一方、安中聡市議は昨年初当選した一期生。だが知名度は議長以上だろう。2年前の参院選に出馬し、自転車で県内を行脚した。政党も支持団体も、後援会組織も何にもなし。それでも幸福実現党の候補を抑え、堂々のビリから2位だった。供託金は没収されてしまったけど…。…続きは本誌にて