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2024年11月23日

新潟出身の経営者が仕掛けた携帯サイト「モバゲー」の危険なワナ

2012年09月24日

新潟出身の経営者が創業したベンチャー企業の中で近年、急成長を遂げた会社といえば携帯電話向け交流サイト「モバゲー」を運営するディー・エヌ・エー(本社・東京)が筆頭に挙げられる。創業者は新潟市出身の南場智子氏で、1999年の設立からわずか8年にして東証一部上場を果たした。しかしながら同社がモバゲー内で提供するゲームには危険な仕掛けがあり、カネを注ぎ込みすぎて生活を破綻させる人たちが後を絶たないという。

 

モバゲーにハマって自殺

 

新潟市在住の高瀬邦昭さん( 仮名・49) のもとに、交際していた長瀬晴子さん(同・34)が亡くなったとの知らせが入ったのは今年3月のことだった。「晴子のやつ、思いとどまってくれなかったか︙」

 

晴子さんの訃報を聞いて、高瀬さんはそう悔やんだという。彼女は首を吊って自殺したのだった。自殺する直前、晴子さんは遺書めいたメールを高瀬さんに送信。さらにその後、これから自殺を図るとみられる現場を撮影した写真がメールで送られてきたという。

 

当然、高瀬さんは自殺を思いとどまるよう彼女に電話したが、何度かけても電話は通じない。彼女の住まいは東京・荻窪にあることから、高瀬さんは慌てて上京したが、すでに自宅はもぬけの殻だった。そうこうしているうちに、彼女の知人から亡くなったとの知らせを受けたという。高瀬さんが話す。

 

「彼女には離婚歴がありました。夫の暴力に耐えかねて離婚したのです。DV(ドメスティックバイオレンス)の過去が心の傷となって精神的にまいっていて、心療内科に通院していました。そんな彼女がゲームの世界に足を踏み入れたのが2年前。テレビでも盛んにCMを流している携帯サイトの「モバゲー」ですよ」

 

 

二人は結婚を前提に交際していた。新潟と東京の遠距離恋愛とあって、二人は頻繁には会えなかったが、そんな寂しさを紛らわすかのように晴子さんはゲームにハマっていたという。 高瀬さんが続ける。
「いってみれば〝ゲーム中毒〟ですよ。やったことのない人は分からないと思いますが、モバゲーのゲームは本気でやり出すと多額のカネがかかるのです。ゲームを有利に進めて上位にランクインするためにはアイテムが必要なのですが、このアイテムは購入しなければならないのです。
実際、彼女はモバゲーに月30万~40万円も注ぎ込んでいました。ネイリストでしたから比較的高給取りだったとはいえ、生活が破綻したのはいうまでもありません。遺書には、モバゲーにハマって生活苦に陥ったことが自殺の動機だと書かれていました」…続きは本誌にて  

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