元警視庁北京語通訳捜査官が新潟中華街構想に警鐘を鳴らす
2012年08月27日
日中国交正常化40周年であり、総領事館も移転拡張計画の中、ますます中国との関わりが増える新潟の街。ただし尖閣諸島領有権主張などに見る図々しさで分かるとおり、この隣人に関しては決して油断ならない。現職時代1400件の中国人犯罪を取り調べた元警視庁通訳捜査官が警鐘を鳴らす。
都合の悪いニュースは隠蔽
「日本は中国人の国になる」(徳間書店)「中国が世界に知られたくない不都合な真実」(青春出版)などショッキングなタイトルの著書で警鐘を鳴らし続ける作家の坂東忠信氏が8月5日、新潟市で講演を行った。坂東氏は元警視庁北京語通訳捜査官という異色の経歴の持ち主。勤続18年で退職するまで、1400件もの中国人が関係する犯罪事件の取り調べにかかわった。中国人の特性を知り尽くしているチャイナリスクの専門家。昨今メディアの露出も増えている。尖閣を巡る丁々発止を見ても、この〝隣人〞のたくましさというか図々しさというのは、まったく一筋縄でいかない。
坂東氏は〝実情を知らずにウェルカムばかりでは、人のいい新潟人は中国人に飲み込まれるだろう〞と懸念する。「私はなにも〝中国人だから出ていけ〞というつもりではないのです。ただし実態を知らないまま友好ばかりを押し進めるとどういうことになるのか。新潟では中国総領事館が拡張移転するということでますます多くの中国人との関係性が生まれると思いますが、メリットとデメリットが両方あることをハッキリさせなければいけない。メリットは当然、経済的な面です。今、中国人はお金を持っていますからね。中国人の生活全般に必要な商売が需要を持って増え、お金の回転率が増えます。でもあくまでそれは表面的なものなのです。…続きは本誌にて