終戦特集 今こそ開くBC級戦犯の遺書
2012年07月26日
戦犯とは、昭和20 年8月15 日、日本が太平洋戦争( 第二次世界大戦) に敗れ、連合国側(11 カ国) に降伏した時点で、勝者が敗者を罰するため、勝者の判断で軍事法廷に訴追した軍人等を、戦争犯罪者と指定したものである。
祖国の将来を思う
A・B・C級戦争犯罪者の区分は以下の通り。
A級戦争犯罪者。
連合国が訴追した、日本の重要戦争犯罪人の呼称。28名中3名は免訴、25名全員有罪、7名が絞首刑として処刑された。
B級戦争犯罪者。
戦争犯罪に対する指揮、命令または防止上義務違反の責任を問われた軍人等。
C級戦争犯罪者。
戦争犯罪に対する実行者としての直接責任を問われた軍人等。(再考「世紀の遺書」と東京裁判~参照)
B、C級戦犯で死刑判決を受け処刑、自決または病死した軍人等は総計1068名であった。
海ゆかば
海行かば 水漬くかばね
山行かば 草むすかばね
大君の 辺にこそ死なめ
かえりみはせじ
日本人らしく、軍人らしい潔い態度で最期の時を迎えて処刑された人たちの遺書を掲載する。いずれも日本の再建を強く祈念し、妻子、父母への哀切な心情に満ちている。…続きは本誌にて