犯罪ですよ! オンラインカジノの危険なワナ
2025年03月27日
海外発のオンラインカジノが日本国内で急速に広がり、その危険性が社会問題となっている。スマホやパソコンを通じて誰でも手軽にアクセスできるオンラインカジノは、いつでもどこでも遊べる手軽さゆえに多くの人々を惹き付けている。しかし、その背後には深刻なリスクが潜んでいることを知っていただきたい。
「オンラインカジノは犯罪」と政府や警察庁が警告
日本においてオンラインカジノを利用することは、明確に違法とされている。たとえ運営主体が海外で合法的にライセンスを取得していたとしても、日本国内からの利用は刑法第185条の賭博罪に該当するからだ。
このため政府広報オンラインでは、ここへ来てオンラインカジノの利用者が急増していることを受けて、「インターネットを利用した賭博は犯罪です」と明言し、国民に広く注意を呼びかけている。
また警察庁も「オンラインカジノを利用した賭博は犯罪」との立場を明確にし、取り締まり強化の姿勢を強くアピールしている。
しかしながら、これら関係機関が躍起になって警告しているにもかかわらず、日本国内におけるオンラインカジノの利用は後を絶たない。
マスコミでも報じられているように、最近になって芸能人やプロ野球選手がオンラインカジノを利用していたことが発覚し、活動を自粛する事態が相次いでいる。
これらの違法行為に手を染める者は芸能人やプロ野球選手にかぎらず、一般市民の中にも相当いることは容易に察しがつく。いってみれば芸能界やプロ野球界での不祥事は、全体から見れば氷山の一角といっても過言ではないだろう。
オンラインカジノに詳しい関係筋が話す。
「オンラインカジノの最大の危険性は、その手軽さにあります。スマートフォンやパソコンから24時間365日、場所を問わずアクセスできるため、依存症となるリスクが格段に高いからです」 (IT関連会社役員)
たとえばパチンコ店であれば営業時間は午前9時から午後11時くらいが一般的で、店が閉まっている時間帯に遊ぶことは不可能だ。
競馬や競輪、オートレース、ボートレースなどの公営競技もしかりで、ミッドナイト開催がある競輪やオートレースも午後11時半過ぎには最終レースが終了することから、それ以降はお金の注ぎ込みようがない。
これに対してオンラインカジノは24時間365日ずっとお金を賭け続けることができるため、感覚が麻痺してしまうというのだ。
前出の関係筋が続ける。
「専門家によれば、オンラインカジノの依存症率は従来のギャンブルよりも2~3倍も高いとされています。またお金を賭けてから結果が出るまでのテン
ポが非常に速いため、短時間で大きな損失が生じる可能性が極めて高いともいえます」 (同)…続きは本誌で