東京出張族が銀座で災難! 連続デキちゃった詐欺事件
2025年02月27日
馴染みのホステスが自分の子供を身籠った―。心当たりのある男性諸氏は想像しただけで背筋が寒くなるに違いないが、地方都市「新潟」のネオン街は平穏なもので、そんな話を聞くことはほぼ皆無。しかし所変わって東京・銀座のクラブともなると、まったく事情が違うようで…。
「妊娠した」の一言で背筋が凍り付いた男性客
「ねぇ、Kさん。私、Kさんの子供を妊娠しちゃったの…」
東京・銀座の高級クラブに勤めるホステスのアヤ(仮名)が涙を滲ませてこう囁いた。
この日、アヤから「話がしたい」といって喫茶店に呼び出されたK氏(55)は、「また同伴の誘いかな?」くらいの軽い気持ちで彼女に対面した。しかし彼女の衝撃的な告白によって背筋が凍り付いたのはいうまでもない。
K氏は新潟から東京へ出張するたびに取引先の接待を兼ねて銀座のクラブを訪れていた常連客で、日頃のストレスを発散するため酒が入るとつい羽目を外すこともあるが、まさか気心の知れたアヤとの一夜の出来事がこんな大それた結果を招くとは思ってもみなかった。「妊娠!? ウソだろ? マジかよ…」 (K氏)
するとアヤはポーチから写真のようなものを取り出した。
「これ、産婦人科で撮影したエコー写真なの。お医者さんによると現在8週目で、ここにいるのが赤ちゃんなんだって…」 (アヤ)
K氏はアヤが指差した場所に視線を移したが、それが本当に赤ちゃんなのかどうか判断がつかない。同氏の目には点のようなものしか確認できないことから、内心では「本当に(赤ちゃんが)いるのか分からないじゃないか」と思ったらしい。
改めて申し上げるが、ここは銀座だ。銀座とは対照的に新潟のネオン街は穏やかなもので、こんなスキャンダルめいた話を聞くことはほぼ皆無といっていい。
記者という仕事柄、このテの話を積極的に探しているにもかかわらず、せいぜいのところ「あの会社の社長が、あの店のホステスとデキているらしい」という話を聞くにすぎない。
しかし高級クラブが軒を連ねる銀座ともなると、新潟の古町あたりとはまったくワケが違うらしい。何しろ銀座のクラブのママやホステスたちは、命懸けで夜の世界で生き抜こうと立ち回っている。
そもそも銀座のクラブといえば、座っただけで一人10万円、20万円…といった高級店がザラにあると聞く。なぜ銀座のクラブで遊ぶには大金が必要なのか?
銀座のクラブに頻繁に通っている関係筋がズバリ答える。
「それは銀座のクラブでは客が何をやっても、すべて許されるからですよ。銀座のクラブのママやホステスは美人ばかりだから、大半の客はお気に入りのホステスを目当てに店に通うわけ。
対するホステスは、若い女性だと芸能界デビューなどを夢見てスポンサーを探している子が山ほどいて条件次第、つまり金だね、金次第では客と寝る覚悟ができているホステスが珍しくないんですよ」 (事情通氏)…続きは本誌で