『雪かきと体のケア』
2025年01月27日
今年は例年より雪が多いようだ。雪国である新潟は、降り始めるとあっという間に積もる。そのため、雪かきは重要な作業だ。雪かきは事故に遭わないよう安全に行うことが最優先だが、その上で、けがをしないために、作業前と作業中、作業後
に体のケアをしていただきたい。
まず作業前だが、ストレッチをして体の筋肉を伸ばしたり、ほぐすことが重要だ。体がかたいまま作業に入るとけがを負うリスクが高まる。雪かき前に10分ほど、手や足の筋を伸ばす、手首や足首を回す、前屈と後屈をするなど入念に行っていただきたい。
作業中だが、体全体を使って腰にかかる負担をできるだけ軽くしていただきたい。また、腰をかばうあまり、腕の力だけを使うことも体によくない。腕だけの雪かきはすぐに疲労し、寒さも手伝って感覚が麻痺してしまう。腕だけでなく、足腰も上手に使って体全体での雪かきを心がけたい。
雪かきは重労働なので、長時間続けると大量の汗をかく。体内の水分が失われると脱水症状を引き起こし、血行不良に陥って脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まる。そのため適宜休憩を取り、こまめな水分補給を心がけていただきたい。また脱水症状などで体調に異変が起きたら、ただちに作業を中止しましょう。…続きは本誌で