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2025年01月22日

意外と知られていない太りやすい食べ物

2024年12月27日

「これなら大丈夫だと思って食べていたのに、実は太りやすい食べ物だった」―。とりわけダイエットを意識している人にとって、こうした「盲点」は避けたいところだ。意外と知られていない「太りやすい食べ物」を管理栄養士のコメントを交えながら解説していく。

 

同じカロリーでもGI値の高い食品は太りやすい

 

読者の皆さんの中にはダイエットに関心のある人も少なくないに違いない。ダイエットには食事と運動が欠かせないが、食事面ではとりわけ摂取カロリーを適切に管理することが重要だ。

 

とはいえ同じカロリーでも、食品によって太りやすさに差があることをご存じだろうか?

 

ある管理栄養士が説明する。
「ダイエットを始めるにあたって、皆さんに是非とも知っておいていただきたいのがGI値(グリセミック・インデックス)です。GI値は食品が食後どれくらいの速さで血糖値を上昇させるかを示す指標で、GI値が高いと血糖値を下げるために大量のイ
ンスリンが分泌されます。

 

ところが同時にインスリンには脂肪を作る働きがあることから、GI値の高い食品を摂取してインスリンがたくさん分泌されると肥満の原因となるのです」(新潟市の管理栄養士)

 

この管理栄養士によると、高GI値食品の代表格が食パンだという。

「食パンはGI値が95と非常に高い食品です。とくに白い食パンはふんわりとした軽さで食べやすいものの、食後の血糖値を急激に上げるため、エネルギーを蓄積しやすい状態を作り出します」 (同)

 

同様に白米もGI値が85と高いが、食パンほどではない。これに対してGI値が55の玄米は低GI値食品として分類されている。

 

麺類では、うどんが85で高GI値食品の代表格だ。これに対して同じ麺類でも、そばはGI値が55と低く、こちらは低GI値食品として分類されている。スパゲティーもほぼ同程度だ。

 

この管理栄養士がGI値の高低を簡単に見分ける方法を説明する。

「食パンも白米も白色をしています。食パンは精白された小麦が原料ですし、白米も精白されたお米が原料です。これらは精白する工程で食物繊維を含んでいる部分をほぼ削り取っているため白色をしています。うどんも同様です。つまり炭水化物を主体とする白色の食品はGI値が高く、太りやすいといえます。

 

これとは対照的に、そばやスパゲティーは白色ではなく、何かしら色が付いています。玄米も同様です。これは食物繊維を豊富に含んでいるためで、GI値の低い太りにくい食品の目印となります」 (同)…続きは本誌で

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