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2024年12月21日

2区 日本維新の会に選挙違反疑惑浮上

2024年11月27日

本県の1区、2区、3区に候補者を擁立した日本維新の会。結果は惨敗と言うしかあるまい。1区、3区の候補は得票率が10%にも満たなかった。こうなると供託金も没収だ。2区の井上基之氏は衆院選に初挑戦ながら2万9千票を獲得。得票率は13・2%だった。維新の会の3候補中、トップの成績だった同氏だが、選挙違反疑惑にさいなまれている。

 

弱り目に祟り目

 

今さら申し上げるまでもないが、10月の衆院選で日本維新の会(『維新の会』)は惨敗だった。本県では1区、2区、3区に候補者を擁立したものの、選挙区は全敗。比例北信越ブロックで1議席を獲得したが、重複立候補した本県の選挙区候補者らは、当選に遠く及ばなかった。

 

昨年春の統一地方選では、県議選での議席獲得こそならなかったが、維新の会は既存の新潟市中央区、三条市に加え、新しく新発田市、新潟市西区、長岡市の各市議選で、公認候補がそれぞれ1議席を獲得。県内の地方議員はそれまでの2・5倍になった

 

だが今回の衆院選では全国的に伸び悩み、本県の1区、3区は得票率が10%に達しないという惨憺たる結果に終わった。前回選挙で自民から維新の会に鞍替えし、1区から出馬した元職の石﨑徹氏だったが、得票は3年前の前回を下回る約1万7千票にとどまった。

 

昨年の県議選で中央区から出馬した井上基之氏は、今回初めて衆院選(2区)に挑んだ。得票は1区の石﨑氏を上回る約2万9千票。得票率は13・2%だった。巷では「石﨑に代わって井上が新潟維新の会の代表に就任か」とささやかれた。

 

新潟維新の会にとって、弱り目に祟り目の話が浮上した。選挙違反だ。すべて2区の井上候補関連で、第一報は以下のようだった。

 

「衆院選の1カ月ほど前、西区で開催された農業イベント、『米舞フェス』のチラシに、2区から出馬した井上基之氏が、自身が理事長を務める社会福祉法人の名で広告を掲載していた。これが公選法で禁じている寄附行為に該当するのでは」というもの。詳細は後回しにする。

 

そして「選挙区内にある自民党の広報板に維新の会の公認、井上候補のポスターが貼られていた」というのもあった。

 

「選挙妨害では…?」などと言われた。さらに「選挙運動を手伝った学生に、法律で認められていない報酬を支払ったのでは…?」というもの。仮に事実ならば、報酬を得た学生まで「運動員買収」で逮捕されかねない。…続きは本誌で

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