東京の相席BARで出会いを求める新潟の若者たち
2024年08月27日
地方都市「新潟」での日常に少し飽きてしまったのだろうか、休暇などを利用して東京に足を伸ばす若者が増えているようだ。しかも目的は異性との出会いで、行き先は若者たちの間で人気を博している相席BARだという。
JIS新宿店に潜入した四十路男性×2名
「JISジス」といえば、中高年層はほぼ間違いなく「日本工業規格」の略称だと受け止めることだろう。しかし最近の若者に「JISってナーニ?」と尋ねると、必ずといっていいほど「相席BARでしょ?」という答えが返ってくる。まさしくジェネレーションギャップだ。
関係筋が話す。
「相席BARのJISは現在、北海道をはじめ、東京、埼玉、大阪、九州に計9店舗を構えています。新潟市にも異性との出会いを目的とする相席居酒屋がありますが、JISは一流ホテルのラウンジを思わせるような高級なつくりで、フロアが広々としているのが特徴です」(新潟市の飲食店経営者)
この関係筋は“敵情視察〟を兼ねてJIS新宿店を訪れたことがあるという。
「JIS新宿店はJR新宿駅から徒歩圏内の便利な場所に位置していてアクセスが抜群です。店内はシックかつスタイリッシュで、まさに都会のオアシスといった趣でした。
私は40代半ばで、同年代の友人と二人で入店。店内を見渡したところ、お客の年齢は男女ともに20代から30代が中心のようです。お洒落な内装で高級感がありますから、若者にウケるのも頷けますね」 (同)
料金体系はどうなっているのか?
「これは相席居酒屋にもいえることですが、JISも女性客の料金を完全無料としています。何を飲んでも食べても料金はいっさいかかりませんから、店側はそのメリットを前面に打ち出して女性客を呼び込んでいるわけです。
一方、男性客は当然ながら料金を支払わなければなりません。男性客が複数で来店する場合、チャージが1人につき550円(※1人で来店する場合はプラス1100円)かかるほか、10分ごとに料金が加算されていきます。
具体的には、男性客のいるテーブルに女性客が着いていないときは10分につき220円、女性客が着いているときには10分につき440円~の料金が加算されていきます」 (同)
果たして四十路男性×2名の席に女性客は訪れるのだろうか?…続きは本誌で