居酒屋で働き始めた妻が不倫の果てに家出をして…
2024年08月27日
「そろそろ私も働きに出たい」が運命の転機となって…
女性の社会進出は大変結構なことです。しかしながら残念なことに、私たちの日頃の調査活動を振り返ってみますと、不貞行為におよんだ妻の浮気相手が職場の同僚男性だったというケースが日常的に山ほどあります。
妻も夫と同様に、社会に出て活躍することにより周囲から認めてもらいたい、自分を価値ある人間と認めたいという承認
欲求をお持ちの方々が多いことでしょう。
ところがいざ妻が夫以外の男性から褒めてもらったり、肯定的な評価をもらったりしたときに、女性の心の中にそれまでなかった別の感情が芽生えたとしたら…。
過日、当調査事務所にスーツ姿の物腰の柔らかな男性がお見えになりました。中谷健一さん(仮名)とおっしゃる方で、年齢は45歳。3歳年下の妻・玲子さん(同)のことで深くお悩みとのことです。
健一さんが伏し目がちに話し始めます。
「結婚以来、妻はずっと専業主婦だったのですが、1年前に居酒屋で働き始めまして…」 (健一さん)
健一さんはそこまで話すと感情がこみ上げてきたのか、言葉を継ぐことができませんでした。私が「焦らずにゆっくりでかまいませんからね」と申し上げますと、健一さんは無言で頷きました。
健一さんのお話を私なりに要約しますと、妻の玲子さんが働いているのは新潟市内のとある居酒屋だそうです。ご夫婦は二人の男の子を授かり、それまで家族4人で平穏に暮らしていたといいますが、お子さんがそれぞれ小学校の高学年と中学年になったのを機に、玲子さんが健一さんに「そろそろ私も働きに出たい」と自らの希望を口にしたとのことです。
健一さんが落ち着きを取り戻して続けます。
「妻はこれまで子育て一筋でしたからね。外へ出て働きたくなるのは当然だと思い、私は妻の気持ちを尊重して働きに出ることを快諾しました。とはいえ過去にまったく接客業を経験したことのない妻が後日、“居酒屋で働くことになったの”と報告してきたときは少々驚きましたが…」 (同)
健一さんのお話によりますと、居酒屋で働き始めた玲子さんは生活にハリが生まれたのか、以前にも増して生き生きとした毎日を送っているように見受けられたそうです。
ところが仕事を始めてから半年ほどが経った頃から、玲子さんの様子に変化が見られるようになったといいます。
健一さんのお話です。
「その頃から妻は“仕事が忙しい”といって帰宅がやけに遅くなったり、ゴルフを始めたといって日曜なのにもかかわらず、私や子供たちとゆっくり過ごす時間をつくろうとしなくなったりしました。明らかにおかしかったので、私は“これは何かあるな”と怪しんで妻の行動を監視することにしたのです」 (同)
数日後、健一さんは「ゴルフに出掛ける」といって家を出た玲子さんを尾行することに成功したそうです。すると玲子さんは打
ちっぱなしのゴルフ練習場の第2駐車場に車を止めると、先に来ていた白のセダンに乗り込み、どこかへ行ってしまったのだといいます。…続きは本誌で