「酒配り」の梅谷守衆院議員 収支報告書提出も順法精神欠如か⁉
2024年06月27日
旧6区選出の梅谷守議員(立民)だが、2月に選挙区内で酒や祝儀を配っていたことが発覚。その後、公選法違反で告発され、党から1カ月の党員資格停止処分を食らった。同議員が代表を務める政治団体だが、その収支報告書が法で定める期限後に提出されているケースがやけに目立った。やはり同議員には順法精神が欠落していたのではないか。
弁護士が代表の団体も…
「順法精神」という言葉がある。単に法律に違反しないということだけではない。もう一歩踏み込んで、条文の背景にある法律の精神まで尊重しようという姿勢のことだという。
「国会は立法府ですから、国会議員は我々以上に順法精神がなければならないと思います」(県内の地方議員)
一般人ならお目こぼしがあるような内容も、こと国会議員については許されないこともあるという。県内の国会議員秘書はこう言う。
「例えば、政治団体が年に1度提出する収支報告書の提出期限ですが、国会議員関連に限り5月末までの提出が義務付けられています」
1月1日から12月31日までの収支報告書を、国会議員関連の場合は翌年の5月末まで、それ以外の場合は3月末まで、県の選挙管理委員会(選管)や総務省に提出しなければならない。提出された収支報告書は11月30日までに公開される。これは政治資金規正法に基づくもの。
「5月末の提出期限は必ず守らなければいけない。必ずなんです」 (同)
現在、県選管が公開している政治団体の収支報告書は、昨年秋に公開された令和4年分が最も新しい。表1は県選管に提出された令和4年分の収支報告書で、国会議員が代表となっている主な政治団体に関するものだ。「報告日」とは県選管が収支報告の提出を受けた日。公表日が「定期」となっているのは、県選管が前年分の収支報告書を公開した日で、この日付の「県報(号外)」に収支報告書の要旨が掲載される。
「必ず守る」とされる提出期限(5月末日)だが、「立憲民主党新潟県第4区総支部」は令和5年6月1日、「立憲民主党新潟県第5区総支部」は令和5年6月8日の提出だった。代表は前者が米山隆一衆院議員、後者が梅谷守衆院議員。米山議員は法律に精通した弁護士でもあるのだが。…続きは本誌で