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2024年10月18日

─ かつての別荘をラブホテル代わりに使う飲食店オーナー ─

2024年06月27日

“イケオジ”の飲食店オーナーが閉店後の深夜に海岸へ

夏を迎えようとしているこの時期になると、毎年決まって思い出す過去の調査案件があります。今から25年ほど前のことでしょうか?新潟市西区の海岸沿いの別荘を舞台とする浮気調査がそれです。

 

新潟市にお住まいになられている調査依頼者の北園詩織さん(仮名・52歳)が当調査事務所を訪れて以下のようにお話しになられました。

 

「主人は新潟市内で飲食店を経営しています。帰宅が遅くなるのは仕事柄当たり前なのですが、ここ数カ月は家に帰ってこない日も珍しくありません。

 

本人は“仕事が終わった後に従業員を連れて飲みに行って、疲れたのでそのまま近くのビジネスホテルに泊まった” などと話していますが、私は正直なところ浮気を疑っているのです」 (詩織さん)

 

詩織さんからご主人が経営しているお店の屋号をお聞きしたところ、私も何度かお邪魔したことのある人気店でした。あれから約25年が経過した現在も人気店の地位は揺るぎないようです。

 

当時、ご主人の北園博人さん(同)は50歳だと記憶していますので、詩織さんは姉さん女房ということになります。当時の博人さんは50歳とは思えない瘦せマッチョ体型をされていて、顔立ちも端正な今でいうところの “イケオジ”でした。

 

詩織さんが話します。

「主人の趣味は筋トレで、週に3、4回はジム通いをしているのです」(同)

 

博人さんは二枚目な上に、Tシャツ越しに筋肉質の二の腕がのぞき、胸板も厚い理想的な体型とあって、同性の私の目から見ても惚れ惚れしてしまいます。

 

それに加えて地元で広く知られたお店のオーナーの肩書が付けば、女性にモテないはずがありません。私は内心そんなふうに思いながら博人さんの素行調査に着手しました。

 

すると、博人さんがお店に出ている時間帯はいうまでもなく怪しい動きがまったくありませんでしたが、営業終了後に車を運転して新潟市西区の海岸周辺に行ったことを確認しました。夏になると多くの海水浴客で賑わうスポットです。

 

私たちが調査に当たったのは初夏であり、オンシーズンを目前に控えた時期ではありましたが、それにしても夜中の零時過ぎに海岸エリアを訪れるというのは、かなりの違和感がありました。(こんな夜中にいったい何をしようというのか?)

 

私たち調査員が尾行を続けていると、博人さんは海岸から国道を隔ててすぐのところにある2階建ての建物に入っていったのです。一見すると民家のようですが、目の前に海岸が広がるロケーションとあって、もしかしたら別荘なのかもしれません。

 

室内はすでに電気が灯っていましたが、果たして建物の中に博人さんだけがいるのか、ほかにも人がいるのかまでは分からず、しばらく張り込みを続けるしかありませんでした。

 

するとほどなくして、1台の赤い車が建物の駐車場に現れました。運転していたのは若い女性です。そして夜が明けて朝7時になると、女性はそこから立ち去ります。博人さんを残して、私たちは女性の追尾に全力を挙げることに…。

 

後刻、私が詩織さんに確認すると、その晩、博人さんは「ビジネスホテルに泊まる」と話していたそうです。つまり詩織さんにウソをついていたことになります。女性と二人きりで、密室で朝まで過ごしていたわけですから当然のことと思います。

 

しかも驚いたことに、詩織さんはこう話すのです。「海岸沿いのその建物だったら私も合鍵を持っていますよ。そこは数年前まで家族が別荘として使っていた建物ですから」 (同)…続きは本誌で

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