─ 不貞行為発覚で示談したにもかかわらず密会する男女たち ─
2024年05月29日
金融機関に勤める女性がW不倫発覚後も懲りずにまた…
浮気調査の依頼者はパートナーの不貞行為が発覚すると、パートナー本人や浮気相手に責任を追及するケースがほとんどです。その際、証拠となる写真や動画を突き付けると、よほど往生際の悪い人でもないかぎりその事実を認め、また少なからず反省の言葉を口にします。
ところがその舌の根の乾かぬうちに、陰でこっそりと密会を続ける不倫カップルが少なくないのも事実です。今回はそんな懲りない2組の不倫カップルのお話です。
さまざまな分野でコンプライアンス(法令順守)が厳格になっていますが、こと不倫についてはこれがまったく当てはまらないようです。いつの時代にも不貞行為におよぶ人は一定数いますし、教師であろうと、僧侶であろうと、職業にかかわらず不倫をする人は存在します。
新潟市在住のある女性( 41)もお堅いイメージの金融機関に勤務しているにもかかわらず、当調査事務所の調査を通じて不貞行為の当事者であることが確認されました。
調査依頼者は女性が交際していた男性の妻、山口希美さん(仮名・38)です。希美さんは当調査事務所を初めて訪れたとき、こんなふうにおっしゃいました。
「最近、夫の様子がおかしいんです。夫は医療機器の販売会社に勤めていて以前は残業なんてまったくなかったのに、ここのところ残業だといっては帰りが深夜になったりして…。正直なところ私、夫の浮気を疑って夜もまともに眠れないんです」(希美さん)
希美さんから依頼を受けて夫の信幸さん(同・41)の素行調査に着手したところ、浮気相手として浮上したのが前出の金融機関に勤務する女性でした。これを受けて希美さんが夫のスマホのLINEでのやり取りから不倫相手を特定し、信幸さんの高校時代の卒業アルバムを確認したところ、同級生だということが判明。
しかもその女性には夫がいてW不倫だということが分かりました。真面目で堅実なイメージの職種に就いているにもかかわらず、裏ではW不倫をしているというのですから人は見かけによりません。
調査開始からほどなくして、信幸さんが愛車のスポーツカーの助手席に浮気相手の女性を乗せて関東方面にドライブに出掛けました。日帰りではありましたが、新潟に戻ると最終的にラブホテルに入ったため完璧な証拠を押さえることに成功。
動かぬ証拠を携えて希美さんが女性を訪ねて直談判したところ、女性は不貞行為を認めざるを得なくなり、「もう二度とご主人には会いません」と約束したのでした。後日、希美さんは弁護士を立てて彼女から示談書も取っています。
しかしそれから約1年後のことです。「また逢っているんです!」という希美さんの依頼を受けて、再び信幸さんの素行を調査したところ、「もう二度とご主人には会いません」と約束し、示談書まで差し入れたはずの女性がいまだに関係を続けていたのです。
過去に不倫関係がバレているとあって手口は巧妙で、信幸さんは紫鳥線沿いの商業施設の駐車場に愛車のスポーツカーを放置駐車して、鳥屋野潟のラブホテルまで徒歩で移動して足がつかないようにしていました。しかし私たち調査員の目は誤魔化すことができません。
希美さんが怒りに震えながらいいます。
「夫も夫ですが、相手の女性のことは本当に許せません。妻の私のことをまったく馬鹿にしています!」(希美さん)
希美さんはその後、信幸さんに愛想を尽かして離婚。現在、浮気相手の女性に対して損害賠償を求める法的措置を講じているとのことです。…続きは本誌で