─ 結婚してから「こんな人だとは…」と知って後悔しないために ─
2023年12月27日
仕事もせずに遊びほうけるチャランポラン亭主
日頃の調査活動を通じていえることですが、結婚してから初めて配偶者の本質を目の当たりにして、「こんな人だとは思ってもみ
なかった…」と落胆する方々が大勢いらっしゃいます。
夫婦が長年連れ添っているうちに相手の嫌な一面が見えてくるのは致し方ありませんが、今回紹介する2つの事件ファイルは家庭崩壊に直結しかねない事案といわなければなりません。事前に打つべき手はなかったのでしょうか? 読者の皆さんも一緒に考えていただければ幸いです。
2023年夏のことです。岐阜県に住む60代の男性会社社長から当調査事務所に電話で以下のような問い合わせがありました。
「私は岐阜に住んでいるため、直接そちらの事務所を訪問することはできないのですが、新潟に嫁いでいる娘の亭主のことを調べてもらうことは可能ですか?」(岐阜県在住の男性会社社長)
当調査事務所では、このような県外在住者の方からの調査依頼についても日常的にお受けしていますので、私は「できるかぎりの調査をさせていただきます」とお答えしました。
これを受けて男性は以下のように話します。
「私の娘(27)は1年前に新潟出身の男性(32)と結婚しました。ところが娘の話によると、結婚生活が始まってから半年も経たないうちに亭主が家に生活費をロクに入れなくなったといいます。子供も生まれたというのに…。
亭主は娘に “朝から晩まで一生懸命に働いているけど、今はたまたま仕事がうまくいっていないだけ”と話しているそうですが、果たして本当なのかどうか?
先日、娘が岐阜に帰省したときに、そんな話を打ち明けてくれてからというもの、私は心配でたまらなくなりましてね…」 (同)
この男性は居ても立ってもいられなくなり、インターネット検索で目に留まった当調査事務所に連絡をくださったといいます。男性によると、「亭主は自営で内装工事の仕事をやっているらしい」とのことです。
そこで当調査事務所はターゲットの素行調査に着手。すると、ほどなくしてターゲットの旦那さんが娘さんに話したとされる「朝から晩まで一生懸命に働いているけど、今はたまたま仕事がうまくいっていないだけ」はまったくのウソだったことが判明しました。
具体的には、旦那さんはほとんど仕事をせずにリラクゼーションサロンで施術を受けたかと思えば、軽くなったその足でパチンコ店やフリーの麻雀荘に通う毎日なのです。さらにはデリヘル遊びをすることも散見されました。まさしく遊び人であり、これでは家に生活費を入れられないわけです。
私が依頼者の男性にこうした中間報告をしたところ、男性はすぐさま娘さんにその内容を伝えたようです。
男性が話します。
「私は娘に“あの男はロクに仕事をしないで、毎日遊びほうけているんだよ”と伝えました。娘はにわかには信じられず“どういうつもりなの! 本当なの?”と亭主にその話をしたところ、奴はこともあろうに“お義父さんが話を作っているだけ” と、いけしゃあしゃあと言い放ったというのです」 (同)
このため男性が調査報告書を娘さんに見せたところ、さすがに旦那さんの本性を目の当たりにするとともに、旦那さん本人も言い逃れができなくなったというわけです。
男性がいいます。
「さすがに娘も呆れ果てていましてね。現在、離婚に向けて話がまとまりそうです」 (同)…続きは本誌で