─ 秘密のクラブにも出入りする会社社長たちの“もうひとつの顔” ─
2023年08月27日
“バンドの練習”を口実にサックス持参で東京へ
新潟の会社経営者など富裕層の男性諸氏の中には、奥様や世間の目の届かない東京あたりで“隠密行動”をする人が少なからずいらっしゃいます。
ご本人にしてみれば「地元では周囲の目があるので東京で…」ということのようですが、当然ながら奥様がご主人の行動を不審に思って当調査事務所にお鉢が回ってくると、私たち調査員はいざ東京へ―。
今回は調査員が大都会・東京で目の当たりにした2人のご主人の“もうひとつの顔”をご紹介いたします。
* * *
長岡市在住の野沢美幸さん(仮名・48)から「3日後に主人が東京へ出掛けるので、素行調査をしてください」との調査依頼がありました。
ご主人の孝之さん(同・50)は会社を経営されているとのことです。東京へ出掛ける目的についてご本人は美幸
さんに「昔のバンド仲間に会って一緒に練習してくる」と話しているそうです。
美幸さんが話します。
「主人は学生時代からサックスを演奏していまして、現在も趣味で続けています。でも、ここのところ定期的に東京へ出掛けるようになって、月に1回ほどのペースで学生時代のバンド仲間と練習しているというのです。とくにライブの予定があるわけでもないのに、変だなと思いまして…」 (美幸さん)
まさしく“女の勘”が働いたようです。一方、バンド仲間と一緒に練習をするためにはもちろん楽器が必要です。孝之さんはサックスを演奏しているわけですから、当然ながらサックス持参で東京に向かうことになります。
いざ当日、孝之さんは予定通り上越新幹線に乗って東京へ向かうことに…。
ご本人はサックスが納められているとみられる黒い大きなリュック型のケースを背負っています。
私たち調査員としては尾行をする上で、これは非常に都合がいいわけです。なにせ腰まで隠れるような大きなケースを背負っている人はそれだけで目立つので、JR東京駅などの大群衆の中でも極めて有効な目印になるからにほかなりません。
しかもアルトサックス本体とケースの総重量は7㌔超もあるとされるため、孝之さんが重い荷物を背負って機敏には動けないというメリットもあります。
かくしてJR東京駅に到着した孝之さんは山手線を乗り継いでJR恵比寿駅へ。そこで孝之さんを待っていたのはほぼ同年代とみられる女性で、二人は音楽スタジオに向かうことなく近くのホテルへと入っていったのでした。
あとは密室の中のことなので二人の行動を確認しようもありませんが、まさかこの期におよんで「部屋でサックス
を演奏していただけ」などと男女関係を否定することはないでしょう。
そもそもお相手の女性は楽器を持参していなかったわけですし…。それとも女性は小さなバッグにも入るカスタネットやハーモニカの担当、それともヴォーカルとでもいうのでしょうか?
新潟に帰って早速、私が調査依頼者の美幸さんに女性の顔写真を確認してもらうと、彼女はこういいました。
「この女性は主人が学生時代にバンドをやっていたときのメンバーです。私と主人はお互いが学生の時分から付き合っていて、彼女のこともその頃から知っていまして…。彼女も私のことを知っています! そして彼女にも夫がいます!」 (同)
美幸さんによると、二人がいつからこのような関係に至っているかは分からないとのことですが、いずれにしても不適切な関係この上ないことに違いありません。
私は美幸さんに聞いてみました。
「学生時代に彼女が演奏していた楽器は何ですか?」 (同)
美幸さんはこう答えました。
「ピアノだったと思います」 (同)
ホテルの密室で、ピアノとサックスのセッションが行われていなかったのは明らかです。…続きは本誌で