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2024年11月21日

話題沸騰の「自民党女性局フランス研修」に参加していた本県関係者

2023年08月27日

大炎上した自民党女性局のフランス研修だが、例のエッフェル塔ポーズの写真を投稿した同局の松川るい局長(参院議員)は〈真面目な研修〉、〈極めて有意義でした〉としている。本県からも参加者があったが、現職の議員でもなかったからか、特に話題にはならず。本人に研修の中身を聞いてみても、回答は「党本部の方にお願いします」の一言だけだった。

 

「大炎上」したのが自民党女性局によるフランス研修だった。局長を務める松川るい参院議員(大阪府)が、自身を含む3人でエッフェル塔をバックに、それを真似たポーズをした写真などをSNSに投稿。たちどころに「完全に観光旅行だ」などと批判の声が殺到した。

 

その後、松川議員はエッフェル塔ポーズの写真をSNSから削除。〈中身のある真面目な研修なのに誤解を招いてしまっており、申し訳なく思っております〉などとするコメントをSNSにアップしている。

 

松川議員のコメントによれば、自民党女性局の海外研修は5年に1度ほど行われているという。地方議員を主体とする全国の同党女性局の構成メンバーらと海外へ視察に行って見聞を広め、政策や活動に活かすことが目的だとか。

 

自民党新潟県連にも女性局があって、今年度の名簿によれば40人が所属している。メンバーを見ると、県内の女性議員のほか男性議員の妻なども所属しているようだ。そのほか私立保育園や看護連盟に所属するメンバーもいる。

 

松川議員のコメントなどによれば、今回の参加者は38 名で、全国の女性局に所属する民間人、地方議員らと、4人の国会議員で構成されていた。日程は7月24日の出発で同月28日に帰国という3泊5日。

 

フランスは「少子化を克服した国」と言われている。研修について松川議員はこう述べている。〈今回のフランス研修は、少子化対策、政治における女性活躍、3歳からの幼児教育の義務教育化などについて、フランス教育省、少子化担当行政部門、有識者、上院議員、下院議員と意見交換を行い極めて有意義でした〉

 

ところが、その後に研修の「旅程表」を入手したメディアが、「研修はわずか6時間、セーヌ川クルーズ、シャンゼリゼで買い物」などと報じた。研修の費用についても、「自民党への政党交付金、すなわち税金が使われている」といった指摘もあった。

 

それらはともかく、県内でも自民党女性局のフランス研修が話題になった。松川議員がSNSにアップし、削除しなかった現地での写真に、本県関係者の姿もあったからだ。かつて地方議員を務めた本県の参加者に、研修の内容などを確認しようとしたが、返ってきた回答は「党本部の方にお願いします」の一言だけ。

 

フランス研修の話ではないが、県外視察の報告書に〈冷麺はうまかった〉だの、〈自払(ママ)で食べた肉は味と言うより高かったな~〉などと書いている県内の地方議員もいる。当然だが、これらが報告内容のすべてではない。

 

エッフェル塔ポーズの写真と同様、それを見た有権者がどう思うか、想像できない政治家が多くなっているようだ。

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