消防団の面汚しとなった三条コンパニオン強制わいせつ事件
2023年07月27日
本誌はイエローページで時折、宴会コンパニオンの女性たちを呼んだ飲み会(宴会コンパ)について記事を書いている。キャバクラやクラブなどナイト系店舗でお酒を飲むのとは一味違った楽しさが宴会コンパの魅力だ。しかしながら今回、宴会コンパニオンの女性たちに強制わいせつにおよぶという、およそ考えられない破廉恥事件が三条市で起きてしまった。
下田商工会青年部所属の会社役員ら3容疑者を逮捕
6月16日午後9時頃、三条市の宿泊施設の広間で開かれた宴会コンパの席上で男性3人が共謀してコンパニオンの20代女性の胸をもんだり、下半身を触ったりするなどのわいせつ行為におよんだ。
女性が被害を申し出たのを受けて三条署は同月26日、三条市の会社役員の男(44)と大工の男(36)の2容疑者を強制わいせつの疑いで逮捕。さらに29日には別のコンパニオンの20代女性の胸を舐めるなどしたとして同じ宴会コンパに参加していた会社役員の男(32)が同様に強制わいせつの疑いで逮捕された(※本誌註=その後、地検三条支部は大工の男性と32歳の会社役員の男性を不起訴処分とした。地検は理由を明らかにしていない)。
新聞報道などによると、宴席は下田商工会青年部が開いたもので、被害女性はコンパニオンとして業者から派遣されていた数名のうちの2人だという。その宴席には3容疑者を含め計21人の青年部メンバーが参加していたとされ、三条署はほかにもわいせつ行為に関与した者がいないか、あるいは被害を受けた女性がいないか調べている模様だ。
なお事件発覚を受けて、下田商工会の渡辺定一会長と森山直樹青年部長は連名で「被害に遭われた女性に心からおわびします。青年部の懇談会などは当面開催しないこととする」とコメントしたのに続き、29日には渡辺会長が青年部の今年度の活動を自粛すると発表した。
以下、渡辺会長が発表したコメントだ。
「今回、下田商工会青年部の懇親会において、コンパニオンの女性に対しての強制わいせつの疑いで青年部員に逮捕者が出る事態が生じたことは極めて遺憾です。被害にあわせた女性の方には心からお詫び申し上げます。また、会員および地域の皆様にはご心配、ご迷惑をおかけしたことに心からお詫び申し上げます。本事件については、現在も捜査が継続しているため、下田商工会として全面的に捜査に協力いたしま
す。今後の対応といたしましては、下田商工会青年部の本年度の活動を自粛させ、コンプライアンスについての指導を強化いたします。2度とこのような事が発生ないよう、指導を徹底してまいります」(渡辺定一・下田商工会長のコメントより)
忘新年会シーズンなどの折に触れて、宴会コンパニオンとの楽しい飲み会を提案してきた本誌としては、なんともやりきれない事件である。…続きは本誌で