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2024年11月21日

異次元の低投票率で終わった新潟市議選の見どころ

2023年04月27日

過去最低の投票率だった新潟市議選。〝異次元〟とも評される低投票率の原因は有権者の高齢化にあるという。84歳という共産党の元職や、子ども7人の父という新人が当選しても、はたまた維新が1人から2人に〝倍増〟しても、市長与党の大会派が実質的に牛耳る体制は不変らしい(敬称略)。

 

〝異次元〟の低投票率

 

4月9日投開票の新潟市議選の投票率だが、4年前の前回から約6・5ポイント下がって38・47%。4割を切って過去最低となった。極めて低調だった理由は様々考えられる。東区の市議選に携わった選挙事務所の関係者はこう言う。

 

「市の選挙管理委員会が発表しているデータによれば、4年前の投票者数は東区で4万8千900人近くだったんです。それが今回は3万7千900人ほどと、1万1千人も減っています」

 

すべての年代で等しく棄権が増えたわけではないらしい。

 

「選挙後に投票所の立会人をやった方からうかがったのですが、以前の選挙に比べ年配者の姿が減ったというのです」 (同)

 

一般に、若者より年配の有権者の投票率が高いと言われる。
「選挙の実務に携わった者の肌感覚として、これまではきちんと投票に行っていた人が、例えば80歳を過ぎて、選挙に行く元気がなくなったりしているケースが多いのではないでしょうか。要するに有権者が高齢化しているということです」 (同)

 

「高齢化の進行」が投票率の低下に拍車をかけている。

 

「今回の市議選などもそうですが、最近の選挙ではどの候補も子育てや人口減に関する政策を掲げます。これらは高齢者に直接関係ないですから。20年後の人口が…と言われても、その頃は生きちゃいないと思ってしまいます」 (同)

 

 

〝異次元〟の低投票率について、現職のベテラン市議はこう言う。

 

「今回は現職と、現職後継の新人が強かった。話題になるような新人候補の出馬がなかったことも低投票率の一因だろう。今回はかみさんと選挙区内の支持者を一軒一軒回ったよ。亡くなっている人が多い。高齢化の進行を実感した」…続きは本誌で

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