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2024年11月22日

牧野茂夫会長に聞く「どうする 連合新潟」

2023年03月27日

連合新潟の推薦をめぐり、妙高市の県議選から不協和音が聞こえてきた(別掲記事)。連合新潟はどのような基準や手続きを経て候補者の推薦を決めるのか。そして連合新潟は統一地方選で何を目指すのか、牧野茂夫会長に聞いた。

 

連合推薦の基準と過程

 

別掲記事の妙高市の県議選に関連し、連合の牧野茂夫会長に尋ねてみた。同市の県議選では、長年にわたり市の職員組合で活動を続けてきた渡部道宏市議が出馬に意欲を示していた。同市議は、自身の古巣とも言える市の職員組合に推薦願を提出し、連合新潟からの推薦を得ようとしていた。

 

だが渡部市議の推薦願は入口である市の職員組合で不受理の扱いにされてしまった。一方、妙高市の県議選で連合の推薦を得たのは八木清美前市議で、同前市議はこれまで組合との接点はなし。それどころか同前市議は自民党の党友となり、昨年12月に県議選の候補を選定するため同党妙高支部が実施した予備選にエントリーしていた。渡部氏によれば、「連合の推薦を得るべく、市の職員組合に推薦願を持ち込んだのは1月6日。八木前市議よりも早く手続きをした」ということだった。それなのに連合の推薦は八木前市議が獲得することになった。

 

各種の選挙で「連合推薦」、あるいは「連合が支持」といったフレーズをよく見かける。連合ではどのような基準で各種選挙の候補者に推薦を与えるのだろう。

 

連合新潟の牧野茂夫会長による回答は以下のよう。

 

「一般論で申し上げれば、推薦の基準として『連合の進路』『政治方針』『政策・制度要求と提言』などに賛同し、活動しうると判断できる人であって、人格・識見・行動が連合の推薦にふさわしいと判断される人を推薦するとなっています」 (連合新潟、牧野茂夫会長)

 

連合による推薦の基準はこのようなものだとして、推薦に至る手順などはどうなっているのか?

 

「国政と知事選、政令市である新潟市長選だけは連合新潟の本体が中心となり、推薦などを決めます。国政選挙の場合、その都度連合本部の方針が出ます。例えば各政党と連合が政策協定を結ぶということがこれまでありましたが、一昨年の解散・総選挙の際は、国民民主党や立憲民主党と政策協定は結ばず、人物本位で(推薦を)行なった経過もあります。

 

新潟で言えば、立憲民主、国民民主、社民党と連携してきた経緯があるものですから、そこは(推薦に関し)重点的な対応を行なっています」 (同)…続きは本誌で

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