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2024年11月21日

新潟市中央区市議選 「花の選挙区」でトップ当選は誰?

2023年03月27日

新潟市中央区で連続トップ当選の吉田孝志市議が県議選に鞍替えする。前回、同市議の得票は「異次元」の1万票超。吉田票の行方もさることながら、「花の中央区」で誰がトップを飾るかが、この選挙区の見どころとなっている。自民か、それとも立民の候補か…? 衆院新1区の大票田、中央区の戦いはし烈だ(敬称略)。

 

衆院選の「花の1区」に相当するのが中央区の市議選だろう。新潟市議会の定数は1減で今回の改選から50になる。同区の定数は8区中で最多の11。4年前は現職、元職、新人を合わせ20人が立候補した。競争率は1・8倍で、こちらも8区でトップだった。

 

前回、中央区の市議選に出馬した20人中、政党の公認は自民3、公明、共産、国民が各2、立民、社民が各1。「花の中央区」にふさわしく、メジャーな政党の候補者が並んだ。一方2,649票と、8区中で最少の得票は中央区の候補者だった。メジャーもマイナーも勢ぞろいするのが同区の市議選だ。

 

前回のトップ当選は前々回に続き吉田孝志(4期)で、得票は、これまた8区中で最多、「異次元」と評された10,128票。吉田は自民党籍を持つが無所属での出馬だった。11番目の最下位で当選を果たしたのが無所属の深谷成信(3期)で、得票は2,649票。今回、深谷は維新の会公認で4期目を目指す。

 

3月31日の告示が迫った新潟市議選だが、中央区では現職、元職、新人を含む18人が立候補の予定だという。前回、「異次元の1万票」を獲得した吉田は同区の県議選に鞍替えし、自民公認で出馬する。この1万票の行方とともに、同区で話題となっているのが「トップ当選は誰か?」だ。

 

「晴れて自民党の公認を獲得した内山航ですが、3月半ばにホテル日航新潟で開催したパーティーは盛大でしたよ。会場の都合で入りきれない人も多かったようです。彼は新潟青年会議所の専務理事だったこともあって、JC(青年会議所)のOBで、重鎮というべき人たちの姿も目立ちました。〝目指せトップ当選〟ということで、勢いを感じましたね」(新潟市中央区の不動産関連会社代表)

 

内山航は2期目。かつて森裕子元参院議員の秘書を務め、それが政界デビューのきっかけだったという。前回は3,175票を獲得して9位、即ち下から3番目の当選だった。

 

中央区の女性選挙ウォッチャーがイチ押しのトップ候補が高橋聡子(立民、1期)。

 

「聡子さんは西村智奈美さんの秘書で、前回は2位当選。本人は〝今回は票を減らすと思う〟と言っていたけど、智奈美さんの全面支援は変わらない。私が知っている範囲で彼女だけだと思います、がん患者への支援を訴えているのは」

 

前回、高橋聡子は5,178票を獲得。高橋は中央区の関屋田町在住で、後援会事務所もここにある。同じ町内にあるのが吉田孝志の岳父、吉田六左エ門の事務所だ。

 

新しい衆院1区は新潟市の東、中央、江南の3区プラス佐渡市で構成される。これらのうち最大の票田が中央区。そのため新1区からの出馬を予定する立民の西村、自民の塚田一郎、維新の会の石﨑徹も加わり、同区の市議選はし烈な展開が見込まれる。

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