『腰痛改善の体操』
2023年02月27日
どうやリハビリ整形外科
銅冶英雄 氏
■医師データ
日本医科大学卒業。千葉大学附属病院、成田赤十字病院、国立がんセンター中央病院、千葉県立こども病院、千葉リハビリテーションセンターなどで研修。2010年、東京都千代田区にどうやリハビリ整形外科リハビリテーションクリニックを開設。2022年9月、新潟市秋葉区にどうやリハビリ整形外科を開設。医学博士。
厚生労働省2015年国民生活基礎調査によると、本邦で腰痛症に悩む人は約2800万人に上る。実に人口の約1/4で、腰痛症は立派な国民病ともいえる。そこで今回は、腰痛の改善に有効な体操を取り上げる。解説は、どうやリハビリ整形外科の銅冶英雄院長にお願いした。
「腰痛の主な原因は猫背で、腰痛の約8割を占めます。背骨を体の横から見ると、正しい姿勢の人は緩やかなS字カーブを描いていますが、猫背の人はC字カーブを描いています。C字では腰椎が丸くなり、椎間板がずれて腰痛になります。
日常生活において、猫背になりやすい状況をいくつか挙げます。
① パソコンやスマホの操作。
② ソファでの座位。
③ 車の運転。
④ うつむいての読書。
⑤ あぐらや横座り。
また、前かがみになりやすい日常動作には以下のものがあります。
掃除機での掃除。
② 台所での洗い物。
③ しゃがんで草むしり。
④ 畑仕事。
⑤ 重い物の持ち上げ。
このような姿勢や動作は腰痛になりやすいので、腰に負担がかからないように意識しましょう。…続きは本誌で