• Clip to Evernote

2024年11月21日

『お風呂でのヒートショックにご用心』

2022年12月27日

新潟の長く厳しい冬がやってきた。積雪による車の事故に注意が必要だが、家庭内でも寒さによる事故に注意したい。その代表例が、お風呂でのヒートショックだ。そこで今回は番外編としてお風呂でのヒートショック対策を取り上げる。

 

はじめに、ヒートショックを起こすリスクの高い人を挙げる。

① 高齢者。たとえ元気な人でも、生理機能の低下により、体温維持や血圧の変動を起こしやすい。

② 高血圧症。血圧の急激な上下変動(乱高下)による低血圧が起きやすく、意識障害を起こす危険がある。

③ 糖尿病・脂質異常症。動脈硬化による機能低下と余分なコレステロールなどが血管壁にたまっているため、高血圧や脳卒中、心筋梗塞
を起こす危険性がある。

 

これらに該当する人は、とくに冬期の入浴には注意していただきたい。

 

ヒートショックを起こす最大の原因は、居室と脱衣所、浴室などの温度差だ。暖房の効いたリビングなどと脱衣所、浴室などの温度差は10度以上になることもある。この温度差の中、衣服を脱ぎ、さらに湯につかることで血圧の乱高下が起き、脳卒中や心筋梗塞のリスクが高まるのだ。…続きは本誌で

  • Clip to Evernote

もっと読む