荒木法子・長岡市議が語った「旧統一教会と関係あります」
2022年10月27日
自民党長岡支部は9月25日に緊急総務会を開催し、来春の県議選に向け、いずれも長岡市議の深見太朗氏、荒木法子氏の2人を同党公認候補として推薦することを決定した。2人は旧統一教会との関係を自己申告。このうち「旧統一教会とは関係があります」としたのが荒木市議で、「関係あり」と語った中身は以下のようだった。
長岡支部、自民党県議不在に
9月25日に開催された自民党長岡支部の会合は注目だった。この日、同支部では緊急総務会を開催。その場で来春の県議選に向け、同党公認候補の推薦を決定することになっていた。
長岡支部に所属した自民党県議が星野伊佐夫氏だった。83歳の同氏は、かつて田中角栄元首相の後援会、「越山会」で青年部長を務めた。当選回数は県議会で最多の12回。2009(平成21)年から7年間、県議として初となる自民党県連の会長職にあった。
その星野県議が自民党を離党したのは昨年12月。同県議から「裏金を要求された」とする泉田裕彦衆院議員(比例区、自民)による「裏金問題」がきっかけだった。同県議は「党に迷惑をかけた」として離党した。そのため同党長岡支部所属の県議が不在になってしまった。
「裏金問題」では今年2月に泉田衆院議員が星野県議を公選法違反で新潟県警に告発。9月22日、「県警は同県議を書類送検した」と伝えられた。その2日後の同月24日、同県議の後援会が幹部会議を開催。そこで同県議は支持者に向かって「自民党公認以外では(県議選に)出ない。(自民の)公認候補は長岡支部に一任する」と述べたという。
その翌日、9月25日に開催されたのが、自民党長岡支部の緊急総務会だった。前日の星野県議による発言について、同支部の五井文雄支部長代行(長岡市議)は、会合終了後に記者団の質問にこう答えた。
星野県議と五井市議は、「長年にわたり盟友関係にあると」される。
「(前日の後援会幹部会議で星野県議から) 自民党支部の決定に従うという話はありました。ただそれは長岡支部で立派な後継者、公認候補を選んでくれというエールだと思っておりますし、そのこと(支部による公認候補の推薦)と星野さんの進退は別の問題だと考えています」
自民党長岡支部の緊急総務会では、いずれも長岡市議の深見太朗氏(2期)と荒木法子氏(2期)を次期県議選の公認候補として推薦することを決定。2人はともに市議会で「星野県議派」とされる市議会の最大会派、「市民クラブ」 の所属だ。
2人の推薦が決まった翌日の9月26日、星野県議は記者会見を開催。「次期県議選への不出馬」を表明した。…続きは本誌で