─ 当調査事務所、他同業者による 浮気調査打ち切り案件を受任する ─
2022年07月27日
夫が浮気相手と一緒に買い物中に妻と鉢合わせ!
猛暑が続く中、ひとときの涼を求めて海や山に出掛ける人たちも多いと思いますが、「暑すぎてどこにも出掛けたくない」という人も少なくないことでしょ
う。今回は、寒くて難儀な時期にしばし戻り、印象深かった案件についてお話しすることにいたします。一瞬でも暑さを忘れていただければ幸いです。
中越地方在住の玉木玲子さん(仮名・45)が当調査事務所にご連絡をくださったのは昨年の秋口のことでした。中越地方某地区と当調査事務所のある新潟市とは距離的にかなり離れていますから、所長の私が某地区まで足を伸ばしてご相談内容を伺うことになりました。
自宅近くでは人目もあることから、少し離れた場所で落ち合うことになった次第です。
玲子さんがお話しになられます。
「実は私、今から4年ほど前にシークレットサービス新潟さんとは別の興信所に夫の浮気調査を依頼したのですが、その時の興信所の調査が夫と浮気相手の女にバレてしまったのです」 (玲子さん)
調査期間中に浮気調査をしていることがターゲットにバレるという問題は基本的にはあってはならないことであり、当調査事務所も含めて十分なスキルや経験を有する調査業者であれば、そのような事態が起こらぬよう細心の注意を払い調査にあたります。
われわれ興信・探偵業者間の通説では、調査依頼者にはさまざまな人たちがいらっしゃり、私たち調査員が調査に着手した途端に急に様子や態度がおかしくなり、それが原因で配偶者に気付かれてしまうというパターンがあります。
もちろん中間報告を受けてしまったがゆえに我慢できなくなり、対象者にキレてバレてしまうパターンもあります。
またプロの調査員に調査を依頼したにもかかわらず、早く真相を知りたい一心で依頼者自らが“調査”に乗り出してバレるケースもあるなど、依頼者の行動に起因する“調査バレ”はわれわれ調査業者としてもなんともし難いものがあるのです。
結果的には、玉木玲子さんの場合、調査地区に起因する調査手法が両対象者に発覚。調査は立ち行かなくなり打ち切りになったとのことです。
玲子さんが続けます。
「そもそも夫の浮気が発覚したのは、まったくの偶然でした。私が近隣の小千谷のショッピングセンターで買い物をしていたら、夫が見知らぬ女と一緒に歩いているところにバッタリと鉢合わせしたのです。
あまりに不意の出来事に夫はその場からいなくなりましたが、私が残された女を捕まえて名前と電話番号、勤務先を聞き出したところ、素直に私の質問に答えて、夫と男女関係にあることについても正直に認めました」 (同)
玲子さんによると、当然ながら浮気相手の女性はその場でご主人と別れることを約束したそうですが、その後もどうやら別れていないと見当をつけた玲子さんが興信所に調査を依頼。
しかし前述したとおり、“調査失敗”という結果に…。このため以来約4年間、真相が掴めないまま悶々とした日々を送っているのだそうです。
玲子さんがいいます。
「夫が今も浮気をしているとしたら、相手は小千谷のショッピングセンターで鉢合わせになった女の可能性が高いと思います!」 (同)
打ち合わせを終えて外へ出ると、秋風が頬を冷たくします。まだ11月初旬とはいえ、この地域はあと1カ月もすれば初雪が降ってもおかしくありません。
(雪があまり深くならないうちに、前任の興信所が残していった“宿題”を片付けなければならないなぁ…)
今回、念のため当該案件を当方で受任する前提として、玲子さんの調査期間中のご主人への向き合い方を確認させていただきました。その上で彼女の辛い思いを受け止めて、私たちは調査に着手することを決断したのでした。…続きは本誌で