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2024年11月21日

柏崎市の新型コロナ給付金をホリエモンが「うんこすぎる」

2022年04月27日

柏崎市政史上、最大の愚策といっても過言ではない。櫻井雅浩市長が打ち出した「新型コロナウイルスの陽性者に10万円、濃厚接触者となった同居家族に5万円を給付する」とのトンデモ政策のことだ。感染拡大は収束しつつあると高を括って組んだ2021年度の当初予算枠600万円は、その後のオミクロン株の大流行によって底を突き、2億円にまで拡大。SNS(会員制交流サイト)上では櫻井市長に対する猛烈な批判が相次いでいる。

 

―陽性者に10万円、同居家族に5万円。65歳以上と中学生以下には5万円加算―

―小学校でのクラスター発生で突き上げを食らって安易に事業化か!?―

 

コロナ禍が収束すると高を括ったのが最大の誤算

 

柏崎市の会社社長が真顔で話す。

「櫻井雅浩市長はいったい何を考えているんですかね? コロナに感染したら10万円がもらえるなんていうばら撒き政策をやったら、お金に困っている人たちの中にはわざと感染しようと考える者がいたっておかしくありませんよ。

 

だいたい話が逆でしょ? コロナに感染しなかった人たちに対して“よく頑張りましたね”といって給付金をあげればいいのに、感染した人にお金をあげたのでは市民の感染防止対策の意識が緩むに決まっているじゃないですか。これじゃあ“コロナ感染奨励金”ですよ」 (製造業社長)

 

柏崎市議会は2020年12月、新型コロナウイルスの感染者に10万円、濃厚接触者となった同居家族に1人5万円を給付する新型コロナウイルス感染症生活支援事業の補正予算案を全会一致で可決した。感染者らへのお見舞いの意味合いと、入院などで生じた経済的負担を軽減することが目的だという。

 

関係筋が話す。
「この支援事業は櫻井市長が早期実現を目指し、議会に対して強力に働きかけて通過させた補正予算案です。櫻井市長は2020年12月定例会最終日の直前に、委員会への付託なしで即日採決してほしい旨を議会に申し入れたのです。

 

結局、採決前日に会派代表者会議が開かれて、市当局から“年末に向けて生活が困窮している感染者やその家族にお見舞金を出したい”“濃厚接触者に対して市が独自に援助したい”などの趣旨説明があり、議員たちとの簡単な意見交換を経て、最終日に採決されることになりました」 (議会関係者)

 

そして2020年12月定例会の最終日、西巻康之副市長が初めて支援金額について説明した。それによると、支援金額は1人当たり5万円を基本とし、陽性者となった場合、また同居家族が中学生以下あるいは65歳以上の場合に、それぞれ5万円を加算するというもの。予算枠は2156万円が計上された。

 

陽性者だけでなく、陰性の同居家族も対象にした支援金制度は全国初だという。

 

市当局からの説明を受けて、阿部基議員(柏崎の風)が質問した。

 

「感染された方々は、大変な思いをされているかと思います。その辺は承知しておりますが、今後感染された方々にも、こういった支援金というものが発生するのかどうか。誰もが自ら感染したいとは思っていないとは思いますけれども、どのような事情があろうとも、感染された方々には支援金を支給するのか、お聞かせください」 (阿部議員)

 

「今後、新型コロナウイルス感染症に感染された方に対しましても、支給はいたします」(福祉保健部長)

 

結果的にこの方針が凶と出た。…続きは本誌で

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